【ハラレIPS=セカイ・ンガラ】
昨年、ジンバブエは、ニューヨークに拠点を置くジャーナリスト保護委員会(Committee to Protect Journalists)により「ジャーナリストにとって最悪の場所」のリストに加えられた。
それから1年が経過するが、状況は殆ど何も変わっていない。今年初めにも、ジンバブエで数少ない独立系新聞社「The Weekly Times」が、政府の管轄下にあるメディア情報委員会(MIC)に免許を取り上げられた上閉鎖に追い込まれた。
ジンバブエでは2002年に成立した「情報へのアクセス及びプライバシー保護法(Access to Information and Protection of Privacy Act:Aippa)」の下、全てのジャーナリスト及び出版社はMICに対して営業免許証を申請することが義務付けられている。新聞社はMIC未登録の記者の雇用を禁止されており、未登録の記者が当局に発見された場合は最高2年の禁固刑に処せられることとなっている。(原文へ)
翻訳/サマリー=IPS Japan浅霧勝浩