【ドバイWAM】
「『ドバイケア』は、全ての人々に、持てる者たちが持たざる者たちを支援するという慈善活動を鼓舞するよき前例となるべきものである。」とアラブ首長国連邦(UAE)の英字日刊紙が報じた。
ガルフ・ニュース紙は、「ドバイケア」設立5周年を記念して、「5年前にドバイ政府によって設立されたこの慈善組織は、28カ国において各種初等教育プログラムを展開し、700万人の子供たちに支援の手を差し伸べてきた。」と報じた。
「『ドバイケア』は、これまでに1500以上の学校、教室の建設、修繕を行い、1000以上の井戸を掘り、3000の衛生施設を建設した。また、49万人を超える生徒たちに栄養価のある食料を支給し、23,000人の教師に訓練プログラムを提供した。さらに200万冊にのぼる本を配布した。」と同紙は付け加えた。
「この慈善イニシアチブが5年前のラマダン月に発表された際、ドバイの各方面の機関やビジネスコミュニティーが積極的に協力を申し出た。その後、市民からの寄付は、副大統領でドバイ首長のムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム殿下からの個人的な寄付17億ディルハム(370億円)を含む総額34億ディルハム(741億円)にのぼった。」と同紙は当時を振り返った。
「『ドバイケア』は、良きアイデアが如何にして世界的な運動へと成長し、恵まれない数百万もの人々の人生を変え、将来への希望を持たせる一助と成りえるかを示した素晴らしい事例である。」とガルフ・ニュース紙は強調した。(原文へ)
翻訳=IPS Japan