【アブダビWAM】
アラブ首長国連邦(UAE)の特別医療班が、パキスタンの人権活動家で9日に襲撃された(頭部と首に2発の銃弾を受けた:IPSJ)マララ・ユサフザイさん(14歳)の治療と今後の安全を期してパキスタン国外の医療施設への搬送を手配するために、10月14日、パキスタン入りした。
ユサフザイさんは、スワット渓谷で通っていた中学校から帰宅するためスクールバスに乗っていたところを複数の男に銃撃され、一緒にいた2人の女子生徒と共に負傷した。
UAEは、パキスタン政府当局との緊密な連携のもと、ユスフザイさんへの医療支援を実施するとともに、国外の病院施設への搬送手続きを進めている。
「僅か14歳のユサフザイさんへの襲撃は、無防備な子どもを襲った卑劣な犯行というだけではなく、彼女を含む全ての子どもらが有している偏見や抑圧に左右されない未来への権利を踏みにじるものである。襲撃犯らはあまねく非難されるべきであり、法の裁きを受けさせなければならない。彼女は女子の就学を禁止させようとする原理主義者ら(タリバン)に勇気を持って立ち向かい、女性への教育の必要性や平和を訴え続けていた。私たちもユサフザイさんとともに寛容と尊敬のスピリットを育んでいかなければなりません。」と、アブダビのムハンマド・ビン・ザイード・アール・ナヒヤーン皇太子殿下は語った。(原文へ)
翻訳=IPS Japan
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