【アブダビWAM=4月24日】
アラブ首長国連邦(UAE)のシェイク・アブダッラー・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン外務大臣は、4月23日にリビアのフランス大使館を標的にした爆弾テロ事件を強く非難するとともに、テロ行為に毅然と対峙するフランスとの連帯を表明した。
23日午前7時頃、首都トリポリにあるフランス大使館の近くで自動車爆弾が爆発し、フランス人警備担当者2人と近くの家にいた少女が負傷した。大使館の建物も大きく損壊した。
アブダッラー外相は声明の中で、「UAEは、今回のテロ事件の実行犯と犯罪行為を非難するとともに、国際社会は、犯行の動機や起源に関わらず、あらゆるテロ行為に毅然と対峙し、立ち向かっていく必要性を強調する。」と述べた。
またアブダッラー外相は、負傷した大使館スタッフの早期回復を祈念するとともに、(カダフィ独裁体制崩壊後の)歴史的な過渡期にあって、治安の確立に努めているリビア政府に対する支援を再確認した。
翻訳=IPS Japan
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