【アブダビWAM】
アラブ首長国連邦(UAE)では、馬の持つ癒しの力を障害者支援に活用しようと、障害者用の乗馬センターが来年オープンする予定である。
乗馬センターは「ザイード人道ケア・特別ニーズ高等機構(ZHO)」が運営する予定。乗馬センター長に就任予定のクルード・アブドゥル・ラヒミ氏は、「馬は、自閉症などの病状を持つ人々のコミュニケーション能力向上に役立つと確信しています。」と指摘したうえで、「障害者の人々の身体・認知能力及び社交・行動技能を向上させる取り組みとして、来年首都アブダビのアル・マフラク地区に新たな乗馬センターを開設します。センターには21頭の馬と厩舎が配置され、諸外国から招聘された専門トレーナーが自閉症患者をはじめ特別な支援を要する障害者に対する支援を行います。トレーナーはとりわけ、障害者と馬の信頼関係構築を念頭に入れた(癒し効果があるとされる)乗馬セラピーに重点的に取り組んでいく予定です。」と語った。
乗馬センターは、ZHOが運営する治療・リハビリセンターの自閉症その他の患者に無料サービスを提供するほか、UAE全土の障害を持つ学生に対してもサービスを提供する予定である。
「また乗馬センターでは、障害者らが有する独自の能力を見出し、生産力のある一員として社会に統合できるよう、いくつかのコンテストを開催する予定であ。(本文へ)
翻訳=IPS Japan
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日本障害者乗馬協会