【アブダビWAM】
アラブ首長国連邦(UAE)のハリーファ・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン大統領は、今月上旬にマレーシアを襲った集中豪雨に伴う洪水被害者に対して、3660万ドゥルハム(=約1000万ドル)相当の人道支援を行うよう指示した。
マレーシアでは半島東海岸部(パハン、ジョホール、トレンガヌ、クランタン4州)を中心に豪雨の影響を受けて洪水が続いており、AP通信によると、15日現在で10万人以上が避難生活を送っている。
今回の支援は、多数の住宅地が流されるなど最も深刻な洪水被害がでたパハン州およびクランタン州の被災地を対象に実施される。
現地で支援活動を担当する赤新月社(RCA)は、被災した20000棟以上の住宅を修理するとともに、マレーシア国内で調達した支援物資を被災者に届ける予定である。
この支援によって、10万人以上のマレーシア人が自宅へ帰還し、生活再建に向けて仕事を再開できるようになるとみられている。(原文へ)
翻訳=IPS Japan
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