【ニューヨークLondon Post/ Al Jazeera=リンダル・ローランズ】
ミャンマーの暴力から逃れたロヒンギャの人々が、国連総会(UNGA)の会議で発言し、迫害されているイスラム教徒少数派の苦境に世界の注目を集めるよう訴えた。ミャンマー西部ラカイン州では戦闘が続いている。
ロヒンギャ学生ネットワークの創設者マウン・ソエドローラ氏は、火曜日にニューヨーク市の国連総会本会場でライブ配信された演説で仲間のロヒンギャに向けて次のように語った。
「親愛なる兄弟姉妹たち、あなた方は忘れられてはいません。世界があなた方の苦しみを見ていないと感じるかもしれません。しかし、ロヒンギャはあなた方を見ています。」
続けて、世界の指導者と国連に向けてこう訴えた。
「ロヒンギャ虐殺が明るみに出てからすでに8年以上が経っています。ロヒンギャに正義はどこにあるのでしょうか?どこに?」
その後、彼は川に横たわる複数の遺体の写真を掲げた。それは2024年8月にミャンマーの反政府武装組織アラカン軍によるドローン攻撃で殺された人々だと説明した。
「これは孤立した事件ではありません。体系的な攻撃の一環です」と語ったソエドローラ氏は、2017年にミャンマーから逃れ、バングラデシュ南東部のコックスバザール難民キャンプで7年間過ごした学生である。
「なぜアラカン軍によるこのような非人道的残虐行為が防止されないのでしょうか?」と彼は問いかけた。
ミャンマー女性平和ネットワークの事務局長ワイワイ・ヌー氏も国連総会のハイレベル会合で演説し、アルジャジーラに対し、このイベントは「歴史的な瞬間」であり、「ロヒンギャ問題への関心を国連に取り戻すことにつながることを願っている」と語った。(原文へ)
INPS Japan
関連記事: