【アブダビWAM】
今月11日から中東地域の広いエリアが記録的な寒波と大雪に見舞われているが、アラブ首長国連邦(UAE)は大雪で都市機能が甚大な被害を受けたヨルダンに対して除雪用の大型重機22台を寄贈した。
アブダビ首長国皇太子で連邦軍副最高司令官のムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン殿下は、ヨルダン国民は厳しい天候に晒され、とりわけ高速道路や国内各所に降り注いだ積雪が市民生活を著しく阻害しているとして、救済の手を差し伸べるよう指示した。
今回の指示は、ハリーファ・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーンUAE大統領とアブドラ・ビン・アル=フセインヨルダン国王が両国の民衆の間に育んできた強固な絆を反映したものである。
アブドラ国王は21日、UAEの善意に謝意を表明するとともに、フセイン皇太子とともに空港まで自ら赴き、重機の受け入れを見守った(上の写真)。
これらの重機は、積雪により寸断された交通・輸送インフラの復旧、さらには市民生活の改善に寄与するだろう。また、ヨルダン当局にとって、今後予想される大雪に対処するうえで、有効な戦力となるだろう。(原文へ)
翻訳=IPS Japan
関連記事: