【ドバイWAM】
2014年「世界人道デー」を記念するウォーキングイベントが、国際連合人道問題調整事務所(UN OCHA)と国際人道シティの協力、ドバイ首長妃ハヤ・ビント・アル・フセイン(国連ピースメッセンジャーで国際人道シティ理事会議長)の後援のもと、ドバイモールで開催された。
8月19日は2003年にイラク・バグダッドの国連事務所が爆破され、22名の国連支援関係者が犠牲になった日で、国連総会は2008年に世界各地で起きている紛争や自然災害などの人道問題に焦点を当て、被災地の現場で緊急人道支援に携わる人々に心を寄せる目的でこの日を「世界人道デー」に定めた。
それ以来、「世界人道デー」には、世界各地で関連行事が開催されている。今年は、「世界がもっと必要としているのはヒューマニタリアンヒーロー(The World Needs More Humanitarian Heroes)」をテーマに、支援を必要としている世界各地のコミュニティーに日々命がけで救援物資を届けている人道支援団体に従事する人々の勇気を称えることに焦点をあてている。
会場となったドバイモール(世界最大のショッピング・レジャー・娯楽施設)では、約30000人の来訪客が見守る中、UAE内外の人道支援団体の代表、中東地域のアーチスト、UAE市民、観光客など1500人以上の人々が世界で人道支援活動に従事する人々との連帯を表明して行進に参加した。
イベント期間中、今年のテーマの趣旨にちなんで、「人道メッセンジャー」に任命された各界の著名人による「(人道支援活動を支援する)行動をおこす呼びかけ」が放映された。
国際人道シティのCEOシャイマ・アル・ザルーニ氏は、「UAEでは今年で3度目となりますが、私たちは、危険なリスクに顧みず、支援を必要とする人々のために人道支援活動に世界各地で従事している人々を称えるこの世界的なイベントを、国連のパートナーと共に、ここドバイで開催できることを誇りに思っています。」と述べるとともに、今年のキャンペーンを支えた官民各種団体及びイベントに参加した全ての人々に感謝の意を表明した。(原文へ)
翻訳=IPS apan
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