【アブダビWAM】
「中東及びアラブ首長国連邦(UAE)初の世界最長無人運転鉄道システム『ドバイ・メトロ:レッドライン』(ラシディアからドバイ中心部、ジュメイラ・ビーチエリアを経て、ジュベル・アリ方面へと海岸線に沿って延びる全長52キロ運行区間)が開通してから2年、今年9月には、ドバイ・クリークをU字型に囲むように走る新路線『グリーンライン』が運行を開始する予定である。」とUAE日刊紙が報じた。
「ドバイ道路交通局(RTA)は、アル・ジャダフとドバイ・クリークを除く全ての駅が運行開始までに完成予定。」とガルフ・ニュース紙は6月6日付の論説の中で報じた。
「新路線『グリーンライン』(16駅を結ぶ全長23キロ)の完成は、ドバイの都市開発の歴史に新たな章を刻むとともに、全ての人々に包括的かつ近代的な公共輸送システムを提供することとなる。」と同紙は強調した。
「レッドライン」が間もなくドバイ市民に受け入れられ街に溶け込んだ経緯を考えれば、「グリーンライン」も開通すれば同様にドバイの街の一部となっていくだろう。
「RTAは、この巨大な地下鉄開発プロジェクトを完成へと導き、街の二酸化炭素排出量の削減に成功したほか、市民に対して環境にやさしい選択肢(車に代わる地下鉄利用)を提供した。この功績は称賛に値するものである。」と同紙は結論付けた。(原文へ)
翻訳=IPS Japan戸田千鶴
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