【アブジャIDN=アズ・イシクウェネ】
ナイジェリアのある知事夫人が本国から遠く離れた米国ヒューストンへの医療ツーリズムに参加して自身のコロナワクチン接種を誇らしげに撮影させていたスキャンダルに焦点を当てた記事。知事夫人は、米国でのワクチン接種を、本国の一部に根強いワクチンを悪と捉える偏見を打破するためと説明しているが、変種も含めてCOVID-19による被害が拡大している(感染者87,000人、死者13,000)中での行動に、国内で批判が高まっている。コロナワクチンの大半を富裕国が買占め、ワクチン供給が後回しにされる開発途上国の富裕層の中には、この知事夫人のように先進国に出向いて優先的にワクチン接種をするケースが報告されている。「民衆のワクチン連盟」は、現状では経済力に劣る70近い国で、国民の1割ほどしかワクチン接種を受けられなくなるとしている。(原文へ)
INPS Japan: