【メルシンWAM】
リビアに対する、アラブ首長国連邦/トルコ合同人道援助作戦の一環として、トルコの港町メルシンから2隻の貨物船がリビアのベンガジに向けて出港した。
両船舶に搭載された人道援助物資の内訳は、米ドル換算で400万ドル相当(32トンの薬と機材、388トンの食糧、テント2000張り、毛布20,000枚、飲料水72トン、1日当たり1万ローフを製造できる移動式パン工房、及び移動式キッチン)である。
また船舶には、UAEとトルコの赤新月社(RCA)職員(UAEから16人、トルコから13人の計29人)も乗船しており、物資の分配状況の監督並びに基本的な医療支援サービスを行う予定である。彼らの当面の任務は、ベンガジでの作戦に専念するものだが、活動期間中、ベンガジ地域外における人道支援のニーズや実施の可能性についても把握を試みる予定である。
これら2隻の人道援助貨物船舶は、トルコ海軍のフリゲート艦の護衛の下、3月14日に
べンガジに到着予定である。(原文へ)
翻訳=IPS Japan戸田千鶴
関連記事:
|リビア|「国際社会は行動を起こすべきだ」とUAE紙
|アフリカ民衆蜂起|アフリカの独裁者クラブからメンバーが脱落した(ロセベル・カグミレ)