【ヌルスルタンKAZINFORM=ラメシュ・ジャウラ】
中央アジア最大の国際通信社でインデプスニュースのパートナーメディアである「カズインフォルムが8月13日に創立100周年を迎え、カザフスタン政府をはじめ、ロシアのタス通信、中国の新華社通信、日本の共同通信、イタリアのアンサ通信等、世界各国の提携メディアからメッセージが寄せられた。カズインフォルムが掲載した当通信社編集長ラメシュ・ジャウラからのメッセージの日本語翻訳版を配信します。
「国際通信社カズインフォルムのご友人・パートナーの皆様!(新型コロナウィルス感染拡大の影響で)オンライン形式のご挨拶となりましたが、皆さんとカズインフォルムの創立100周年を共に祝えることを大変嬉しく思っています。貴通信社にとりまして、次の100年も一層実りあるものとなりますよう心よりお祈り申し上げます。」
「100年という月日は、人の一生としても、また組織の活動の歴史としても実に長い時間軸です。カズインフォルムは、本拠地があるカザフスタン同様、第一次世界大戦後に顕在化してきた歴史の生き証人であり続けてきました。カザフスタンは1920年にソビエト連邦の構成下で自治共和国となり、16年後の1936年に正式にソ連構成国カザフ・ソビエト社会主義共和国に昇格しました。」
「第二次世界大戦後の1949年には、カザフスタン東部のセミパラチンスク核実験場でソ連による初の核実験が行われました。1961年にはカザフスタン南部のバイコヌール宇宙基地からソ連発の有人宇宙船が打ち上げられました。そして1991年8月には、ヌルスルタン・ナザルバエフ初代大統領が大胆かつ歴史的な行動を起こし、セミパラチンスク核実験場の閉鎖を命じる大統領令に署名しました。以来、カザフスタンとカズインフォルムは、「核兵器を含む大量破壊兵器なき世界」の構築に向けて貢献するなど、世界平和と安全保障を推進するリーダーであり続けています。こうしたカザフスタンの貢献については、当通信社が近年カザフスタンでの取材を重ねる中で確信するに至りました。私はこうしたカザフスタン訪問の中で、アスカール・ウマロフ理事長をはじめカズインフォルムのご同僚の方々とお会いする機会がありました。」
「今日、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の感染拡大や核軍拡競争の再燃が、世界平和と人間の安全保障にとって脅威となっています。私たちメディア関係者は、距離の制約を克服しながら信頼できる情報提供に努め、20世紀の世界が大きな犠牲を払った壊滅的な状況の再来を防ぐために、あらゆる努力を傾倒していかなくてはなりません。」(原文へ)(カザフ語版)
INPS Japan
関連記事: