先月中旬にも中腹で大規模な火災に見舞われたアフリカ最高峰キリマンジャロ山(標高5895m)が直面している環境危機について解説した記事。この地域では過去150年に亘って大気の乾燥(山頂の氷河は既に90%が喪失)が進行していることに加えて、特に1996、97年に発生した大規模な火災により、かつて森林が保っていた保湿力(霧や土壌に蓄えられた水分)が失われ火事の原因となる大気の乾燥を一層悪化させている。さらにキリマンジャロで暮らす人口は1911年の約10万人から現在は120万人に増加し、この間森林の50%が伐採や開拓により失われた。タンザニア政府はこれ以上の森林破壊を防ぐために、森林地帯を国立公園に編入して規制・管理の強化に乗り出している。(原文へ)FBポスト
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