【ニューヨークIDN=キャロライン・ムワンガ】
国際連合児童基金(ユニセフ)によれば、2021年の元旦、世界では推定37万1,504人の赤ちゃん生まれる。「子どもたちは、1年前とでさえ全く異なる世界に生まれてきます。新年は、その世界を新たに創造する機会でもあります。」と、ユニセフのヘンリエッタ・フォア事務局長は語った。
新年最初の赤ちゃんは太平洋のフィジーで、最後の赤ちゃんは米国で生まれるとみられるが、この日に生まれる赤ちゃんの半数以上が以下の10カ国で生まれると推定されている。インド(59,995)、中国(35,615)、ナイジェリア(21,439)、パキスタン(14,161)、インドネシア(12,236)、エチオピア(12,006)、米国(10,312)、エジプト(9,455)、バングラデシュ(9,236)、コンゴ民主共和国(8,640)
2021年には合計で約1億4000万人の赤ちゃんが生まれ、彼らの平均余命は84歳になるとみられている。
2021年はユニセフ創立75周年の年でもある。ユニセフはパートナーとともに、紛争、病気、排斥から子どもたちを守り、彼らの生存、健康、教育の権利を擁護してきた75年間を記念してイベントや発表などを行う予定だ。
「今日生まれる子どもたちは、私たちが彼らのために作り始めた世界を受け継ぐことになります。2021年を、子どもたちのために、より公平で、より安全で、より健康的な世界の構築に着手する年にしましょう。」と、フォア事務局長は語った。
このところ、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)に罹患した人々の数は急増し続けており、これに伴い、子供たち家族のニーズも高まっている、とユニセフは述べている。
命を救うヘルスケア用品の提供から、水道・衛生施設の建設、少女や少年たちに教育と保護を提供する活動まで、ユニセフは、新型コロナウィルス感染症の蔓延を遅らせ、世界各地で子供たちへの影響を最小限にするための取組みを行っている。(原文へ)
INPS Japan
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