【アブダビWAM】
「インターネットは、多くの子どもが、家庭や学校で世の中のことについて学ぶ在り方を一変させたツールである。教育ツールとして利用すれば、大人も子供も、様々な学問について学び、知識を広げることができる。」とアラブ首長国連邦の英字日刊紙が報じた。
「しかし、子どもを持つ親からしてみると、インターネットを通じて子供が接する世界には、子どもを標的とする変質者や子供にふさわしくないコンテンツ等、憂慮せざるを得ない問題も少なくないのが現実である。」とガルフ・ニュースが11月8日付の論説の中で報じた。
「しかし、だからといって子ども達をインターネットから遠ざけるわけにもいかないだろう。なぜなら、子ども達が現代社会で生き延び、成功していくためのスキルを奪うことになってしまうからである。一方で、子ども達のインターネット使用に関して、親がモニターしアクセスをコントロールする技術も存在する。」
「学校や家庭にそうした技術やインターネットを導入するのが誰であったとしても、子ども達を育て、世間の様々な危険から守る最終的な責任は、結局親にあるのである。」とガルフ・ニュース紙は結論付けた。(原文へ)
翻訳=IPS Japan戸田千鶴
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