INPS Japan/ IPS UN Bureau Report日本における「ソフトパワー」の台頭

日本における「ソフトパワー」の台頭

【ワシントンIPS=ティム・ショロック】

90年代に「バブル経済」が崩壊し、日本の工業製品の生産・輸出国としての相対的な地位が低下していく中で、それまで圧倒的に男性が支配してきた日本社会に変化が生じ、新たに女性たちが活躍する道筋が開けてきた。

「バブル崩壊後15年が経過し、日本社会はそれまでの経済的な価値観をベースにおいたものから、民主的な価値観が支配するものへと変化した。その結果、女性たちは自らの権利をより積極的に主張するようになった。…」「つまり日本はハードパワーを失ったが、それに代わってソフトパワーを育んできた」と昭和女子大学副理事長の坂東眞理子は語った。

先週ワシントンで開催されたセミナー(日本大使館、笹川平和財団共催)に参加した3人の日本人女性講演者の発言を通じて、日本で台頭しつつある「ソフトパワー」の今を報告する。(原文へ

翻訳=IPS Japan浅霧勝浩

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