【ドバイWAM】
アリ・ビン・アル・オウェイスUAEエネルギー省電力局長は、「政府は地域最大の太陽エネルギー製造施設の建設を計画している」と語った。
アル・オウェイス局長は、昨日シティセンターホテルで開催された「再生可能エネルギーの見通し」に関するエネルギー省主催のワークショップで発言し、アブダビに建設中のマスダールシティ(二酸化炭素排出ゼロをめざす2015年完成予定の環境都)を例に挙げながら「政府は将来のエネルギー需要を満たすため、エネルギー源の多様化に取り組んでいる。」と語った。
アル・オウェイス局長はまた、フジャイラ首長国における66メガワット級の風力発電可能性調査が完了したと付け加えた。
同局長はさらに、アブダビ石油公社、一部の電力・水道公社、市町村、ドバイ道路・運輸公社、首長国電話公社等、公的機関で限定的に太陽エネルギーの利用を進めていることを披露し、「UAE政府のこの分野への投資は向う10年で数十億ドルにのぼるだろう」と語った。
このワークショップには再生可能エネルギー分野の専門家約80名が出席した。
地域最大の太陽エネルギー施設の建設計画はUAE政府が世界初となる「グリーン建築法」の採択を意図している旨を発表して間もなく公表された。UAE政府は持続可能な建築環境を実現する先駆者を目指しており、2008年初頭からの新規プロジェクトに対してグリーン建築技法の導入を開始している。
翻訳=IPS Japan浅霧勝浩