ニュース国際法の進展に影を落とす米国

国際法の進展に影を落とす米国

【ジュネーブIDN=レネ・ワドロー】

大量虐殺など国レベルで裁けない凶悪犯罪を、国際法に基づいて裁く仕組みを追及してきた国際社会の戦後の歩みと、今日、トランプ政権の例外主義が大きな障害となっている現状を分析したルネ・ワドロー世界市民協会会長による視点。こうした歩みの歴史は、第二次世界大戦の悲劇(大量殺戮、絶滅収容所、残虐行為等)を二度と繰り返さないという理念を掲げて創立された国連の歴史とほぼ重なる。しかし、米軍のアフガン戦争における戦争犯罪容疑について国際刑事裁判所(ICC)が捜査に乗り出したことに、トランプ政権が反発し、捜査に関わるICC職員や家族に制裁を科す大統領令に署名する事態となっている。(原文へ

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