CTBTO Executive Secretary Lassina Zerbo, IAEA Director General Yukiya Amano’s brother Mari Amano and the former Foreign Minister of Italy, member of the Prize Award Committee Franco Frattini highlight the importance of the Nazarbayev Prize for Nuclear-Free-World and Global Security instituted by Kazakhstan’s First President Nursultan Nazarbayev.
核軍縮・不拡散で世界をリードする存在だと広く認められているカザフスタンが、今年の「核実験に反対する国際デー」に際して、「核兵器なき世界」の実現に尽力してきた2人の人物を表彰した。中央アジアに位置するカザフスタンは、1991年に崩壊したソ連の構成国として、かつては世界第4位の核戦力を保有していた。10回目の「核実験に反対する国際デー」を国連が公式に記念した今年の8月29日、カザフスタンの初代大統領ヌルスルタン・ナザルバエフ氏が、包括的核実験禁止条約機構(CTBTO)準備委員会のラッシーナ・ゼルボ事務局長と、7月18日に逝去した国際原子力機関(IAEA)の故・天野之弥事務局長に対して「ナザルバエフ賞」を首都ヌルスルタン市で贈呈した。受賞のために、故天野事務局長の妻の幸加氏、弟で元ジュネーブ軍縮会議日本政府代表部特命全権大使の天野万利氏が親族としてカザフスタンに到着した。
INPS Japanの浅霧勝浩理事長・マルチメディアディレクターは、2日にわたった、国際プレスチームとの旧セミパラチンスク核実験場跡、セメイを取材訪問した後、首都ヌルスルタンで授与式と記者会見を取材した。上記の映像は、受賞者の記者会見の模様。
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