【ブリュッセルIPS=ステファイニア・ビアンキ】
今年のボールドウィン国王国際開発賞(南半球で開発分野で著しい貢献のあった、或は、先進工業国と途上国の連帯強化に功績のあった個人/団体に贈られる賞で、隔年で実施:IPSJ)の受賞者Ousmane Syは、彼の故国マリで実施した住民参加型の地方分権プログラムが高く評価された。
(伝統的な長老ネットワークを駆使して1万1000村落における地方自治体構想へのコンセンサスを獲得し、自治体数を1993年の13から2005年の703に拡大)この手法は、Good Governance(健全な統治体制)の問題を抱え開発が停滞している多くの他のアフリカ諸国にとって「新たな希望」として注目を浴びている。
翻訳/サマリー=IPS Japan浅霧勝浩