【ニューヨークIDN=リサ・ヴィヴェス】
セネガル沖の大西洋上で発生した今年最悪規模の移民船沈没事故(10/29)と国連の対応を報じた記事。西アフリカから欧州へ向かう移民らの多くは、陸路でニジェールやリビアのサハラ砂漠を通り地中海沿岸を目指してきたが、EUの働きかけによりこのルートに対する当局の取り締まりが強化されたことから、(今回の事故のように)スペインのカナリア諸島からの欧州入りを目指し大西洋東部の危険な航路を通るいわゆる「大西洋ルート」の利用(とそれに伴う犠牲者の数)が増加している。フィリッポ・グランディ国連難民高等弁務官 は、人身売買・密航ネットワークの実態について、「子供の目の前で両親が殺害された話など残忍な暴力行為が横行しており、あまりに恐ろしい状況に衝撃を受けています。中でも最も言語道断なのは、こうした暴力の一環として何千人もの女性達がレイプされている現実です。」と語った。(原文へ)
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