【アブダビWAM】
アラブ首長国連邦(UAE)のカリファ・ビン・ザイード人道財団(KZHF)は、ビルマのアラカン州で迫害を受けている少数民族ロヒンギャ族に緊急支援物資を届けるプロジェクトの第一フェーズを終了したと発表した。
本プロジェクトは、ビルマでイスラム教徒であるロヒンギャに対する残虐行為が発生したとの報を受けて、カリファ・ビン・ザイード・アルナヒヤン大統領の指示のもと、緊急支援物資を現地のロヒンギャ難民に届けることを目標に開始されたものである。
第一フェーズの間、KZHFは、1300トンの支援物資を国内で購入し、船便でビルマに送り届けたほか、救急車3台を寄贈した。
KZHFのハジ・アル・コウリ事務総長は、緊急支援の第一フェース終了を発表するとともに、KZHFが、事件が発生してから最もいち早くロヒンギャ救援に駆けつけた団体の一つである点を指摘した。UAEでは、アルナヒヤーン大統領より、国内難民と化したロヒンギャの人々の苦しみを少しでも緩和するよう、いち早く人道支援を実施するよう指示が下されていた。(原文へ)
翻訳=IPS Japan
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