ニュース|イエメン|「この国には建設的な未来への青写真が必要」とUAE紙

|イエメン|「この国には建設的な未来への青写真が必要」とUAE紙

【アブダビWAM】

最近の情勢を見る限りイエメンは混沌状態に陥る危険に直面している。今この国に必要なことは、国内のあらゆる勢力が結集して、イエメンの建設的な未来へと道を開く青写真を描くことだ。」とアラブ首長国連邦(UAE)の英字日刊紙が報じた。 

イエメンが国造りの軌道から外れて暫くになる。国造りは膨大な時間を要するプロセスであり、全ての国内勢力の参画を確保するとともに、再び国に安定をもたらすために共通の明確な目標とそれに至るための具体的な道筋が示されなければならない。しかし、現在のイエメンでは民主化プロセスを開始できるようなアジェンダが打ち出されないまま、膠着状態が続いている。」と「ガルフ・ニュース」は2月11日付の論説の中で報じた。

 とりわけ深刻なのが、国民対話を始めとした民主化プロセスが遅々として進まない「政治空白」に付け込んで、様々な勢力(独立傾向の強い部族長ら、分離独立を志向する旧南イエメンの勢力、アルカイダ系テロ集団等)が自らの影響力を伸ばそうと暗躍している現状である。先般イエメン政府は、同国北西部の反政府勢力に送られようとしていた大量の高性能ミサイルを押収したことを発表した。 

「今日イエメンが多くの危機に直面していることは疑いの余地がない。なかでもとりわけ深刻なのが、脆弱なイエメン政情につけこんで干渉しようとするイスラム原理主義組織などの外国勢力の存在である。このことからもイエメンは、国内諸勢力が危機感を持って共通の未来のために共に前進する必要がある。」(原文へ) 

翻訳=IPS Japan 

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