【アスタナINPS Japan/The Atana Times=サニヤ・サケノヴァ】
カザフスタンの首都アスタナは、第5回ワールド・ノマド・ゲームズ(国際遊牧民競技大会)の開催に向けて、カザフスタン国内外から10万人の観光客を迎える準備を進めていると、準備・開催総局のアブライ・コンディバエフ副局長が語ったと、国際通信社カズインフォルムが7月23日に報じた。
各競技はアスタナの6つの主要会場(アスタナ・アリーナ・スタジアム、カザナト・ヒポドローム(競馬場)、ジャクシリク・ウシュケンピロフ記念武道館、アラウ・アイス・パレス、カザフスタン・アスレチックスポーツ・コンプレックス、多目的娯楽施設ドゥマン・コンプレックス)で開催される予定である。
開会式は9月8日にアスタナ・アリーナ・スタジアムで行われる。馬術競技、伝統的な弓術、鷹狩りの競技は、カザナト・ヒポドローム(競馬場)と「遊牧民のユニヴァース」と名付けられた民族村で開催される。
「カザナト・ヒポドロームの収容人数は10,000人で、最も壮観な馬上スポーツであるコクパル(騎手たちが馬に乗り、ヤギや羊の屠体を奪い合い、特定のゴールに運ぶことで得点を競い合う)とバイゲ(長距離の馬のレースであり、騎手たちが馬の速さと耐久力を競い合う競技)はここで開催されます。」とコンディバエフ副局長は語った。
カザナト・ヒポドロームに隣接する10ヘクタールの民族村が、文化プログラムのメイン会場となる。
ウシュケンピロフ記念武道館とアラウ・アイス・パレスでは、伝統的なレスリング、武道、民俗ゲームの競技会が開催される。伝統的な知的競技は多目的娯楽施設ドゥマン・コンプレックスで開催され、カザフスタン・アスレチックス・スポーツコンプレックスには、認証センターと機材センターが設置される。
競技に関連する科学的イベント(遊牧民文化に関する主に学術的な会議やワークショップ、展示会等を含む)は、カザフスタン国立博物館で開催される。また、文化イベントは、アスタナ市内の広場、公園、劇場、コンサートホール、映画館、博物館、展示パビリオンなど、さまざまな会場で開催される。
第5回ワールド・ノマド・ゲームスの賞金総額は2億5,300万テンゲ(533,214米ドル)に設定されており、コクパルやコクボルのようなチーム競技を除き、各競技ごとに賞金が配分される。優勝チームには1000万テンゲ(21,075米ドル)、2位チームには600万テンゲ(12,645米ドル)、3位チームには400万テンゲ(8,430米ドル)が贈られる。
最終日には、カザフスタンの歌手ディマシュ・クダイベルゲンの「ストレンジャー」というタイトルのソロコンサートが予定されている。(原文へ)
INPS Japan/Astana Times
この記事は、The Astana Timesに初出掲載されたものです。
関連記事:
|視点|カザフスタンの宗教間対話イニシアチブ:知恵とリーダーシップで世界の調和を育む(浅霧勝浩INPS Japan理事長)