【東京/アスタナINPS Japan/カザフMFA】
カザフスタン外務省は、ムラト・ヌルトレウ副首相兼外務大臣が出席し、「カザフスタン親善大使」プロジェクトの発足式典を開催した。
カシム・ジョマルト・トカエフ大統領によって始められたこのプロジェクトは、文化や民族間の対話を促進し、カザフスタンの知名度を高め、その成果を海外に広めることを目的としている。
ヌルトレウ外務大臣は歓迎スピーチの中で、国連憲章と国際法に従って進められているカザフスタンの建設的で多方面にわた外交政策(=マルチベクトル外交)に代わるものはないと強調した。
「前例のない地政学的環境の中で、公共および文化・人道的外交の需要がますます高まっています。皆さんが世界の舞台や競技場、国際会議等でご活躍頂いたお陰で、カザフスタンのターコイズブルーの国旗は世界中に掲げられ、誇りと共に国歌が響き渡ってきました。」とヌルトレウ外務大臣は語った。
このプロジェクトには、カザフスタンの国際的なイメージ形成に具体的に貢献している以下の著名人が招待された。ヴァイオリンの名手、指揮者、アジア太平洋オーケストラ連盟のディレクターであるマラット・ビセンガリエフ氏、オリンピック・チャンピオンの自転車競技選手アレクサンドル・ヴィノクロフ氏、芸術家で反核活動家のカリクベク・クユコフ氏、アダムという芸名で世界的に知られるポップ歌手のミルヒダイ・ミルファルク氏、「大学医療センター」企業基金理事長で心臓外科医のユーリー・ピヤ氏、政治学者で歴史地図研究者のムヒト・アルダゲル・シディクナザロフ氏、国立学術民俗学民族誌管弦楽団の首席指揮者の トレンディエフ “オトゥラル・サジィ” ディナラ・トレンディエワ氏、パワーリフティング世界記録保持者であり、ギネスブック記録保持者でもあるセルゲイ・ツィルルニコフ氏。
ヴィノクロフ氏はスピーチの中で、パリ・オリンピッを目前に控えて、アスタナ・カザクスタン・チーム全員と共に親善大使の地位を得たことで、勝利への決意と信念を一層強めることができたと語った。
クリエイティブ系知識人を代表して登壇したディナラ・トレンディエワ氏は、信頼に感謝の意を表し、国際的な観衆がカザフ文化をどれほど肯定的に受け入れているかの重要性を強調した。
芸術、スポーツ、科学、医学、その他の分野で成功を収めた同胞が参加する親善大使プログラムをカザフスタンに導入することは、同国の権威を強化し、文化的・人道的コミュニケーションを拡大し、平和、友好、国際連帯のパイプ役となることを意図している。(原文へ)
INPS Japan
関連記事:
これ以上核兵器の犠牲者を増やさない(カリプベク・クユコフ被爆者・画家・反核活動家)