【アブダビWAM】
アラブ首長国連邦(UAE)のアンワル・ムハンマド・ガルガーシュ外相は、8月23日にレバノン北部の(スンニ派住民が8割を占める)トリポリ市内の2つのモスクで金曜礼拝直後に車載爆弾が相次いで爆発した事件について、「シリア情勢が緊迫化している中で、レバノン国民の間に暴動の種をまき同国の安定と治安を揺がそうとした行為であり、UAE政府はこれを非難するとともに、今後の経過を重大な関心を持って見守っていく。」との声明を出した。
またガルガーシュ外相は、レバノンの各派に対して、国の統一と安定を揺るがそうとするテロリストの陰謀から祖国と国民を守るために団結して事態の鎮静化を図るよう呼びかけた。
また外相は(被害にあったモスクで導師をつとめるシリア政府に批判的なスンニ派聖職者を狙ったとみられる)今回の2つの爆弾テロ事件と15日にベイルート南郊外(=イスラム教シーア派組織ヒズボラの拠点地区)で起きた爆弾テロ事件の犠牲者の家族に哀悼と同情の意を表するとともに、負傷者の早期回復を祈った。(原文へ)
翻訳=IPS Japan
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