【アブダビWAM】
パブロ・ピカソ作でこれまで未公開の「貴婦人像」がアラブ首長国連邦(UAE)のルーブル美術館アブダビで公開される。
ルーブル美術館アブダビ事務局によると、同作品は4月22日から7月20日までサアディーヤート島(ルーブル美術館、グッゲンハイム美術館、ザイード国立博物館の建設が進む芸術・文化地区)で開催される「美術館の誕生(Birth of a Museum)」において初公開され、2015年のルーブル美術館アブダビの開館後は、永久保存される予定である。
この作品はほとんど知られておらず、ピカソの友人で伝記作家でもあるジョン・リチャードソン氏が2007年に出版した「ピカソの生涯:輝かしい年月 1917-1932」の中で一度言及されているだけである。
パブロ・ピカソ(1881年~1973年)は20世紀を代表する最も影響力のある芸術家の一人で、近代芸術におけるキュビズム運動の創始者として広く知られている。
この作品は同じく未公開の約130点にのぼる芸術作品とともに、現在2015年のルーブル美術館アブダビの開館に向けて準備が進められているサアディーヤート文化地区芸術展示センター「マナラート・アル・サアディーヤート」にて来月から公開される予定である。(原文へ)
翻訳=IPS Japan
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