地域|米国|民主主義の拡大ではなくロシアを打ち負かすことが目的

|米国|民主主義の拡大ではなくロシアを打ち負かすことが目的

ウクライナ騒乱(2014年)とナゴルノ・カラバフ紛争(2020年)で、対照的な対応を見せた米国とEUの外交姿勢から浮き彫りとなた2重基準(ダブルスタンダード)について解説したジョナサン・パワー(INPSコラムニスト)による視点。ウクライナ騒乱では、オバマ政権(当時の担当はバイデン副大統領)は、民主的とは言えない親欧米勢力に対して武器支援を含む積極的な介入を行ったのに対して、アルメニアに対しては、非暴力の民主化要求デモが暴力的に鎮圧されても無視し続けた。アルメニアとアゼルバイジャンが軍事衝突したナゴルノ・カラバフ紛争に際しては、ウクライナ騒乱の際とは対照的に、米国はほとんど関心を示さず、ロシアに調停・平和維持軍の派兵を任せた。著者は、ユーラシア地域における米国の介入基準は、民主主義を支援するという大義名分をよそに、現実には対ロシア包囲網に資する否かが重要なポイントとなっていると分析している。(原文へFBポスト

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