地域中東シリアを巡るバイデン大統領のジレンマ

シリアを巡るバイデン大統領のジレンマ

【ルンドIDN=ジョナサン・パワー】

第一次世界大戦後に英仏が既存の民族、宗教分布を無視して国境を確定した(=今日の内戦の火種)モザイク国家シリアの歴史と、米歴代政権のシリア内戦への関与の系譜(CIAが後に敵になるISISやアルカイダ支持者を含む反アサド勢力を支援)を解説したジョナサン・パワー(INPSコラムニスト)による視点。トランプ政権はシリアからの米軍全面撤退を打ち出したが、シリア担当の外交官らがサボタージュして依然として600人以上の米軍がシリアにとどまっていることが最近明らかになっている。シリアからの全面撤退は、従来米国と同盟してアサド政権・ISISと闘ってきたクルド勢力を見捨ててトルコの攻撃に晒すことになる、として反対を表明してきたバイデン氏が、大統領就任後に再びシリアへの関与を強めるのか否かに注目している。また、アサド政権を支援するイランとの核合意を破棄したトランプ政権に代わってバイデン政権は合意を復活される可能性があり、米国の中東外交の変化がシリア情勢に及ぼす影響についても考察している。(原文へFBポスト

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