【ニューヨークIDN=アントニオ・グテーレス】
地球温暖化の科学的根拠をまとめたIPCCの作業部会報告書(第6次評価報告書)に関するグテーレス国連事務総長の声明を紹介した記事。同報告書は、現時点で地球の温度はすでに産業革命以前のレベルから1.1度上昇しており、今後二酸化炭素の排出量が大幅に減らなければ21世紀中に、地球温暖化は摂氏1.5度及び2度を超えるとの判断を示した。グテーレス事務総長は、「この報告書は、人類への赤信号」だと指摘したうえで、「私たちが今、力を結集すれば、気候変動による破局を回避できる。しかし今日の報告がはっきり示したように、対応を遅らせる余裕も、言い訳をしている余裕もない。各国政府のリーダーとすべての当事者が、11月にグラスゴーで開催予定のCOP26の成功を確実にしてくれるものと頼りにしている。」と語った。(原文へ)
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