私の名はダッカ

【ダッカIPS=モハンマド・ラキブル・ハサン】

「私の名はダッカ」 は、400年を超える歴史を持つダッカを、生きて呼吸する都市として描いた1分間の実験映画である。思索的な語りを通じて、都市の変貌や危機、そしてしなやかな強さを映し出す。汚染と祝祭、苦難と希望が交錯するなか、気候変動、移住、人々の生き抜く営みによって形づくられてきた巨大都市ダッカの実像を浮かび上がらせている。

Location of Bangladesh
Location of Bangladesh

私の名はダッカ。私は400年以上の歴史を生きてきた。ムガル帝国の栄華から植民地支配、独立、そして現在に至るまで、幾多の帝国の興亡を見つめてきた。いま、私はおよそ3600万人を抱える巨大都市となった。

同時に私は、世界有数の気候危機の最前線にある都市でもある。川はたびたび増水し、暑熱は強まり、空気は年々いっそう重くなる。私はしばしば、世界で最も大気汚染が深刻な都市の一つに数えられる。

私は、新型コロナウイルスのパンデミックのなかで、通りから突然人影が消えたあの静寂を覚えている。2013年から2014年にかけての政治不安の中で起きたバス爆破事件の恐怖と混乱も覚えている。そして2024年、ファシズム的な体制が崩壊した瞬間も記憶している。

だが、私は危機だけの都市ではない。私は対照に満ちた都市でもある。児童労働や深刻な社会的不正義の現実を抱え、多くの人々が生き抜くためだけに日々もがいている。その一方で、私は生を祝う都市でもある。ホーリー祭の季節には通りが鮮やかな色彩に包まれ、人々は苦境のただ中にあっても喜びを見いだす。(原文へ

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