【ドバイWAM】
アラブ首長国連邦(UAE)ドバイの国際空港では、3月29日のアースアワー(世界約150か国の人々が、同じ日の同じ時間に電気を消すアクションを通じて、「地球の環境を守りたい!」という思いをわかちあう国際的なイベント)に向けて、空港施設内の不必要なライトを毎日1時間消灯するキャンペーンを、通常よりも早く開始した。
キャンペーンはアースアワーの24日前に当たる3月6日午後7時に開始されたが、一部消灯措置による空港の安全な運営への影響はない。
ドバイ国際空港最高経営責任者のポール・グリフィス氏は、「当施設は2009年以来、1時間一部の電灯を消すことで毎年アースアワーに参画してきましたが、この活動を通じて、環境問題への意識を新たにするとともに、国際社会に対して、良い先例を率先して示すことができる機会だと考えています。またこの経験から、アースアワーの当日に限らず、この慣行を前倒しに行うことで、更なる波及効果を期待できるのではないかと思うようになりました。」と語った。
さらにグリフィス氏は、「ドバイ国際空港は毎月世界125ヵ国以上の国々から600万人近い搭乗客を迎える施設ですから、このキャンペーンを通じて、この環境保護メッセージを利用客に幅広くアピールするには理想的な舞台です。」と付け加えた。
24時間時間の消灯(1日1時間×24日)で節約できる電力量は約30万キロワット時で、二酸化炭素排出量に換算すると129トン、ガソリン換算で23,729ガロン、或いは5,427本分の樹齢10年の木を植樹したのに相当する。
3月6日から28日までの毎日午後7時から8時の間、そしてアースアワー当日3月29日の午後8時半から9時半の間、ドバイ国際空港の第1~第3ターミナル、及びアール・マクトゥーム国際空港の乗客ターミナルにおいて、全ての装飾的な照明のスイッチが切られる予定である。(原文へ)
翻訳=IPS Japan
関連記事: