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|UAE|「暴力的過激主義」対策会議が開催される

【アブダビWAM】

グローバル・テロ対策フォーラム(GCTF)の調査検討委員会による「暴力的過激主義対策」をテーマとした第一回会議が、4月3日から2日間に亘ってアラブ首長国連邦(UAE)アブダビのエミレツタワーにおいて開催された。

会期中UAE政府は、今年10月にアブダビを拠点とする世界初となる「暴力的過激主義対策」のための国際センター(International Centre of Excellence on Countering Violent Extremism:CVE) を開設する提案を行った。

2日間の会議では、欧州連合、国連及び29カ国から参加したテロや過激主義に関する専門家が、暴力的過激主義への対応策についての協議を行った。

 UAEのファリス・アル・マズルーイー安全保障・軍事問題担当外務大臣補佐官は、「テロとの戦いを進めていく中、専門家の間で、暴力的過激主義の問題に注目が集まっています。」と指摘した上で、「テロリスト集団を無力化し、その活動を封じ込めるには、安全保障の枠組み、司法制度、対テロ兵力の役割がますます重要になっています。」と語った。

またマズルーイー補佐官は、「しかし国際社会は、個人をいかにテロの道に走らせず、暴力的なオデオロギーから遠ざける有効な方策については、未だに十分な理解を得るには至っていません。」「過激主義は基本的に宗教ではなく、イデオロギーに根ざしたものです。従って、私たちはあらゆる形態の暴力的過激主義の原因を研究していく必要があるのです。」と語った。

グローバル・テロ対策フォーラムの設立メンバーは、UAE、アルジェリア、オーストラリア、カナダ、中国、コロンビア、デンマーク、エジプト、欧州連合、フランス、ドイツ、インド、インドネシア、イタリア、日本、ヨルダン、モロッコ、オランダ、ニュージーランド、ナイジェリア、パキスタン、カタール、ロシア、サウジアラビア、南アフリカ、スペイン、スイス、トルコ、英国、米国である。(原文へ

翻訳=IPS Japan戸田千鶴

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