テュルク系民族の人口を持つ国々は国際文化組織を通じて毎年、「テュルク世界の文化的首都」を定め、都市を選ぶ。選ばれた都市は、テュルク文化を祝うために多くのイベントを主催している。今年の文化首都はアゼルバイジャンの古都シュシャ。ここにユーラシア各地のテュルク系共和国から芸術家が集まり平和と文化の祭典が催されている。(INPS Japan)
【バクーAzVision】
ヘイダル・アリエフ財団とアゼルバイジャン文化省が共催する「カリ・ブルブル」国際音楽祭が、アゼルバイジャンの文化首都シュシャで5月9日に開幕した。
フェスティバル初日には、カラバフホテルの屋外で、参加国の工芸品や民族料理の紹介や演奏が行われた。
同国の政府関係者、著名な文化人、芸術家、科学者たちは、そのパフォーマンスとプレゼンテーションに深い感銘を受けた。
発表に続いて、「カリ・ブルブル」国際音楽祭の一環としてシュシャ国立音楽劇団が準備した劇「デリ・ドムルル」の初演が、カラバフ最後のハーンの娘でアゼルバイジャンで最も著名な抒情詩人クルシュドバヌ・ナタバンの家の中庭で行われた。
3日間のフェスティバルでは、「国旗」「英雄」「カラバフのマジリス」「詩」「ダダ・ゴルグド」「ダルヴィーシュ」「モッラー・ナスレッディン」のテーマコーナーで様々な芸術パフォーマンスや演劇が開催される予定だ。
フェスティバルでは、ジディル・ドゥズ平原、ウゼイル・ハジベヨフ像前、国民的歌手ブルブルの生家博物館をはじめ、シュシャ市内各所で様々なコンサートプログラム、展示、映画上映が行われる予定だ。
シュシャ市は、テュルク文化国際機関(TURKSOY)により「2023年テュルク世界の文化的首都」に認定されている。今年の「カリ・ブルブル」国際音楽祭では、TURKSOY加盟国、トルコ語圏の国々の舞台芸術家らが一堂に会す。
アゼルバイジャンのほか、カザフスタン、キルギス、ハンガリー、モルドバ共和国ガガウズ自治区、ウズベキスタン、カラカルパクスタン共和国、アルタイ共和国、ハカス共和国、サハ共和国、タタールスタン共和国、トゥバ共和国、北キプロス、トルクメニスタンの演奏家・演奏者が、このフェスティバルで演奏している。(原文へ)
INPS Japan/AzVision
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