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ニュース|アフリカ|「独裁者の出現を許容する余裕はない」とUAE紙

|アフリカ|「独裁者の出現を許容する余裕はない」とUAE紙

【アブダビWAM】

「大統領選がさんざん延期された上に、現職が敗北を認めず、最終的には対立派閥間の抗争へと発展し、内戦が数百人の死者と多くの難民を生み出す…痛ましい話であるが、多くのアフリカ諸国が経験してきた『よくある話』でもある。」とアラブ首長国連邦(UAE)の日刊紙は報じた。

コートジボワールは、この悲劇的な、しかし本来であれば回避可能な事態を経験した最近の事例である。4月11日、フランス軍と国連軍はアビジャンのローラン・バボ氏の潜伏先を襲撃し、逮捕することでこの内戦に終止符が打たれた。

 「難題は、こうした悪循環が他の国々で繰り返されないよう確実に取り組んでいくことである。アフリカ大陸では向こう18か月以内に少なくとも19カ国が総選挙を実施することとなっている。アフリカはもはやこれ以上の独裁者の出現を許容する余裕はないのである。」と、日刊紙『ナショナル』は4月13日付の論説の中で報じた。

アフリカは、平和的な権力移譲に関して様々な経験をしてきた。1997年にザイール(現在のコンゴ民主共和国)の前大統領が、権力の移譲を拒否した際は、その後の権力闘争が流血を伴う内戦へと発展し、少なくとも300万人が犠牲となった。

一方でもっと懸命な選択をした国々もある。2009年1月、前月末に実施された大統領選挙(決選投票)で野党国民民主会議 (NDC)のジョン・A・ミルズ氏が、現職で与党新愛国党 (NPP)のナナ・アドゥ・ダンクワ・アクフォ=アドゥ氏に僅差で勝利し(50.2%対49.77%)大統領となった。

「このように接戦の場合、コートジボワールの事例でみられたように現職の大統領が政権移譲を拒否する場合が少なくない。しかしガーナの事例では、アクフォ=アドゥ氏は敗北を認め大統領職を降りた。」と同紙は報じた。

ガーナは過去4回連続で大統領選を平和裏に実施したことから、同国の政治プロセスの透明性を称賛する声が広がりを見せている。2009年にガーナ国会で演説した米国のバラク・オバマ大統領は、「アフリカに必要なのは独裁者ではなく、しっかりとした制度です。」と述べ、他のアフリカ諸国に対して、ガーナの先例に続くよう呼びかけた。

「コートジボワールの最近の危機は、昨年11月28日に行われた大統領選挙でアラサン・ワタラ候補に敗北したローラン・バボ氏が大統領職から身を引くことを拒否したことに端を発している。今年は、ルワンダ、ジンバブエを含む多くのアフリカ諸国にとって選挙の年となるが、指導者たちは、バボ氏の破壊的な事例ではなく、ガーナの先例を踏襲する義務がある。」と、アブダビに本拠を置く英字日刊紙は報じた。
 
翻訳=INPS Japan浅霧勝浩

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