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ローマ教皇レオ十四世による、ベレン・アマゾン博物館に集うグローバル・サウス諸教会への挨拶

【ヴァチカン/ベレンIPS=レオ十四世】

COP30に参加した兄弟である枢機卿たちの預言者的な声に心を合わせ、ここベレンのアマゾン博物館に集ったグローバル・サウスの各個別教会の皆さんにご挨拶申し上げます。

枢機卿たちは、言葉と行動を通して、アマゾンがなお「創造の生ける象徴」であり、緊急に守られるべき存在であることを世界に示しました。

皆さんは、絶望ではなく希望と行動を選び、協働するグローバルな共同体を築いてこられました。これは確かな前進ですが、まだ十分とは言えません。希望と決意は、言葉や願いだけでなく、具体的な行動によって新たにされなければなりません。

いま創造は、洪水、干ばつ、嵐、そして容赦ない熱波の中で苦しみの声を上げています。気候変動によって、三人に一人が深い脆弱な状況に置かれています。彼らにとって気候変動は遠い脅威ではありません。彼らを顧みないことは、私たちの共通の人間性を損なうことになります。

地球温暖化の上昇を一・五度以下に抑える時間はまだ残されていますが、その「窓」は急速に閉じつつあります。神の創造物の管理者として、私たちは、神から託された賜物を守るため、信仰と責任の精神をもって迅速に行動するよう求められています。

パリ協定は、人々と地球を守るために重要な前進をもたらし、いまも最も有効な枠組みであり続けています。しかし正直に言うなら、失敗しているのは協定ではなく、私たちの対応の方です。不足しているのは、一部の政治的意思にほかなりません。

本当のリーダーシップとは奉仕であり、実際に違いを生み出すだけの規模で支援を提供することです。強い気候行動は、より強固で公正な経済を生み出します。力強い気候政策は、より安定し、公正な世界への投資なのです。

COP30 IPS
COP30 IPS

私たちは、各国の科学者、指導者、そして多様な信仰の牧者たちと共に歩んでいます。私たちは創造の守り手であり、その恵みを奪い合う者ではありません。ともに、世界に明確なメッセージを送りましょう──パリ協定と気候協力を揺るぎなく支持する国家が、連帯して立ち上がっているというメッセージを。

このアマゾン博物館が、人類が分断や否認ではなく、協力を選んだ場所として記憶されますように。

神の創造物を守ろうと尽くす皆さんの働きのうえに、神の祝福がありますよう祈ります。
父と子と聖霊のみ名によって。アーメン。

INPS Japan/IPS UN Bureau Report

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ヒマラヤを覆う悲劇と無関心―ブラックカーボンと永久凍土融解を黙認するネパール

【カトマンズNepali Times=カナック・ディキシット】

気候学者でなくとも、ネパールが人新世の「大いなる物語」において、その責任を十分に果たしていないことは明らかである。タライ平原からヒマラヤ山脈へと連なるこの「傾斜の国」は、地球温暖化の温度計である。
Credit: United Nations
Credit: United Nations

国民は環境と気候の崩壊を日々目撃しているが、進行する危機の前に沈黙している。科学的知見と生活の実体験をもとに、ネパールこそCOP30(ブラジル・ベレン)で主導的な役割を果たすべき国である。

しかし今週始まったサミットで、ヒマラヤと南アジアの文化、経済、人々の暮らしにとって極めて重要な二つの気候関連課題が議論されるかは疑わしい。

ブラックカーボンと「南アジアのブラウンクラウド」

第一の課題は、空気中に浮遊する微小粒子からなるブラックカーボン、すなわち「南アジアのブラウンクラウド」である。これは越境的な健康被害をもたらすだけでなく、雪氷の反射率を下げる「アルベド効果」により、ヒマラヤの融雪を著しく加速させることが科学的に明らかになっている。

Kanak Dixit.
Kanak Dixit.

それにもかかわらず、ネパール政府は近隣諸国にこの問題の深刻さを訴えきれていない。筆者は2014年、『アウトルック』誌に寄稿し、SAARC首脳会議の際にドゥリケルで北を望んだモディ首相が、わずか30キロ先のジュガル・ヒマール連峰を見られなかった理由を指摘した。

彼の視界は、ラホールやデリー地域から運ばれてきた汚染層に遮られていた。この会議は、ネパールがインドとパキスタンの両首相に対し、ヒマラヤの斜面に降り積もるスモッグや煤の多くが、シンド州、パンジャーブ州、ハリヤナ州、西ウッタル・プラデシュ州、デリー首都圏などで発生し、西風に乗って運ばれてくることを伝える絶好の機会だった。

ネパール国内の森林火災やカトマンズ盆地の汚染も一因だが、秋から春にかけて地域を覆う濃い煙霧の大半は越境的なものである。昨年、人為起源の微粒子はベンガル湾を越えてスリランカやモルディブ上空にまで達した。
煤粒子は氷河の融解を加速させ、インフラや公衆衛生に影響を及ぼしているが、最も目に見える影響は観光業である。ネパールの経済は観光に大きく依存しており、その魅力の多くは雪をいただく山々の眺望にある。アンナプルナが見えないなら、旅行者はなぜポカラを訪れるだろうか。

ナガルコットのホテル業者は「2025年、日の出と日の入り以上のナガルコットを」と題したキャンペーンを始めた。巧妙な標語だが、エベレストからアンナプルナまで見渡せるはずの絶景が、今や一年の大半を茶色い煙霧に覆われている現状への皮肉な応答である。

南アジアの気候危機における「警鐘の国」として、ネパールはパキスタンやインドとの緊張関係を超えて外交的自信を持ち、行動を起こすべきだ。いまこそ「ヘイズ外交(haze diplomacy)」を展開すべき時である。

永久ではない凍土

永久凍土は、一般に北極や南極、シベリア、アラスカの現象として知られてきた。しかし高山地帯でも、標高の高い場所では地中が通年凍結しているのが自然である。ヒマラヤでは雪原や氷河だけでなく、凍結した水分が岩や礫を固め、斜面を安定させている。だが地球温暖化により、山腹を結びつけていた凍土が溶け始めている。これまで高所に封じ込められていた岩屑が、いま次々と崩れ落ちているのだ。

ポカラ盆地とアンナプルナ山麓まで続くセティ川流域は、重力と地質のせめぎ合いを観察する最良の場所である。約700年前、古アンナプルナⅣが崩壊して堆積物を生み出し、その上にポカラの町が築かれた。だが崩落した岩塊の多くはいまもアンナプルナⅣ周辺に残り、温暖化によってその結合が緩みつつある。

国際山岳総合開発センター(ICIMOD)の2024年報告書によれば、高地アジア一帯で永久凍土が融解している。山塊やモレーン(堆石堤)の崩壊、氷河湖決壊洪水、地下水涵養の減少、ガンジス・インダス・ブラマプトラ河の冬季流量低下など、気候崩壊の連鎖的影響が顕著になっている。

ヒマラヤ全域で永久凍土によって封じ込められている岩屑の量は、いまだ正確に把握されていない。危険が高まっているにもかかわらず、高速道路や水力発電、住宅、観光インフラなどの建設が加速している。COP会議では海面上昇や氷河後退が議題に上るが、ヒマラヤの永久凍土融解にはほとんど関心が払われていない。

融ける地中と連鎖する災害

2024年9月、『ネパール・タイムズ』紙に掲載されたウィルフリード・ヘーベルリとアルトン・C・バイヤーズの論考は、近年の山体崩壊やモレーン崩落による土石流災害の多くが、永久凍土の融解によって引き起こされたと指摘した。彼らは、セティ(2012年)、チャモリ(2021年)、ビレンドラ・タル(2023年)、シッキム(2023年)、タメ(2024年)、バルン(2017年)、メラムチ(2021年)などで発生した雪崩や洪水が、凍結地盤の融解に起因すると述べている。

Imja Glacier near Mt Everest has turned into a big lake in the past 20 years. Photo: Kiril Rusev via Nepali Times. Used with permission.
Imja Glacier near Mt Everest has turned into a big lake in the past 20 years. Photo: Kiril Rusev via Nepali Times. Used with permission.

2023年10月4日、シッキム州サウス・ロナク氷河湖の側堤が崩壊し、100人以上が死亡、10億ドル規模のチュンタン・ダムをはじめ住宅や道路、農地が流失した。この災害も、永久凍土を失った側堤を襲った雲の破裂(クラウドバースト)が原因だった。

永久凍土に懐疑的な声は今後もあろうが、気候変動否定論と同様に、もはや現実を直視しなければならない。ヒマラヤの峰々は、もはや太古の昔からの「不動の番人」ではない。

人類が放出した膨大な温室効果ガスによって、山々でさえも崩れ落ち始めている。そして、永久凍土に封じ込められていた未知の細菌やウイルスの問題にも、まだ私たちは向き合っていない。

政治の沈黙が招く地球的危機

永久凍土の消失は、異常気象、干ばつ、集中豪雨、平野部の熱波などを含む気候崩壊の累積的影響を強め、人々の生活と生計を脅かし、集団移住や社会不安、さらには政治と地政学の混乱を引き起こしている。

The Nepali Times
The Nepali Times

ネパール政府と政治社会は、自国と人類全体のために、この現実に目を覚まさねばならない。政府が5月に開催した「サガルマータ・サンバード会議」は、地球温暖化とその弊害を訴える舞台となることに失敗した。政治家、官僚、学界は、これまでの機会損失を取り戻し、今こそ行動の先頭に立つべきである。(原文へ)

カナック・マニ・ディクシット(作家・評論家、『ヒマール・サウスアジアン』編集長) 

INPS Japan

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『この気候マーチは、息子の未来のため』

【ブラジル・ベレンIPS=タンカ・ダカル】

灼熱の暑さと湿気のなか、カンル・パタショは生後1年の息子をしっかり抱きかかえながら行進していた。パタショは、土曜日にベレンで怒りを示し、世界の指導者たちに圧力をかけるために集まった何千人もの先住民族と活動家のひとりである。国連気候変動会議(COP30)の開催都市で行われた抗議行動に息子とともに参加したのは、まさに子どもの未来のために闘っているからだ。

COP30 IPS
COP30 IPS

「息子をここに連れてきたのは、未来を守る必要があることを示すためだ」とパタショは語り、照りつける日差しから息子の顔を覆いながら続けた。「彼は私の未来であり、先住民の人々の未来でもある。」

パタショは、世界最大の炭素吸収源であるアマゾン森林地帯の先住民族である。COP30の交渉会場で世界の指導者や交渉官が気候行動の行方を決める一方、気候変動の最前線に暮らす人びとと活動家たちは、今すぐ行動を起こすよう求めて行進した。

「やるべきことはもっとあると思う。会議だけでは息子の未来を保証するには十分ではない。」とパタショは言う。「息子の未来は、各国が環境のために何をするかにかかっている。」

気候交渉は最終週へと向かっている。先住民族や気候活動家たちは、企業ではなく“人びとのための”気候正義を求めている。グラスゴーで開催されたCOP26後、同市でも最大規模の市民デモが起きた。プラカードや燃えゆく地球を模した象徴物を掲げ、化石燃料産業、政府の無作為、企業ロビー活動を厳しく批判した。

「今回のCOPで素晴らしいと思うのは、市民的不服従が認められていることです」と南アフリカの気候活動家ティミ・モロトは語った。「先住民族が解放を勝ち取るための手段に制限を設けるべきではないのです。」

国連環境計画(UNEP)が最近発表した「排出ギャップ報告書」は、世界が今後10年以内に**1.5℃**の気温上昇を超える軌道に乗っていることを警告し、緊急行動を呼びかけている。

・COP30開催都市ベレンで行われた「ピープルズ・マーチ・フォー・クライメイト(気候のための市民行進)」で、伝統衣装を身にまとった先住民族。撮影:タンカ・ダカル/IPS

・COP30開催都市ベレンで行われた気候マーチで、何千人もの人びとが気候行動を求めて行進した。撮影:タンカ・ダカル/IPS

・化石燃料による汚染を象徴する衣装を着たデモ参加者たち(COP30開催都市ベレン)。
撮影:タンカ・ダカル/IPS

・COP30開催都市ベレンで行われた気候マーチで声を上げる若い活動家。撮影:タンカ・ダカル/IPS

・精巧な羽飾りをつけた先住民族の参加者(COP30開催都市ベレン)。撮影:タンカ・ダカル/IPS

・強烈な暑さにもかかわらず、数キロにわたり歩き続ける参加者たち(COP30開催都市ベレン)。
撮影:タンカ・ダカル/IPS

・気候マーチの主要な要求は化石燃料の段階的廃止。しかしCOPには1600人以上の化石燃料ロビイストが参加している。撮影:タンカ・ダカル/IPS

・COP30開催都市ベレンで行われた気候マーチに参加した先住民族のグループ。撮影:タンカ・ダカル/IPS

・COP30開催都市ベレンで行われた気候マーチで、マスクを着けて行進する参加者。撮影:タンカ・ダカル/IPS

このフォトエッセイは、オープン・ソサエティ財団の支援を受けて掲載された。

INPS Japan/Inter Press Service

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信仰指導者ら、COP30で化石燃料不拡散条約への支持を表明

COP30 IPS
COP30 IPS
気候変動の原因の86%を化石燃料が占めているにもかかわらず、COP文書に“化石燃料”という言葉が盛り込まれるまでに、実に28年を要した。その不条理さは、アルコホーリクス・アノニマス(AA)が28年間も会議を続けながら、“アルコール”という言葉を最終文書に書き込む勇気を持てなかったようなものだ。

【ブラジル・ベレンIPS=ジョイス・チンビ】

数十年前、アメリカ合衆国の中心にあるオハイオ州クリーブランドで、一人の少女が生まれた。公民権運動の象徴マーティン・ルーサー・キング牧師の故郷でもあるアメリカ南部の“祖先の土地”を後にして、母親はよりよい経済的機会を求め北へと向かった。

Rev. Dr Angelique Walker-Smith, regional president of the World Council of Churches, speaks at an event titled ‘Faith for Fossil Free Future.’ Credit: IPS
Rev. Dr Angelique Walker-Smith, regional president of the World Council of Churches, speaks at an event titled ‘Faith for Fossil Free Future.’ Credit: IPS

「母はクリーブランドの東側にたどり着きました。そこは、今も昔も、私のような人々が暮らし、そして人種やジェンダーに基づく不公正な政策にさらされ続けている地域です」と、世界教会協議会(WCC)の地域会長の一人であるエンジェリク・ウォーカー=スミス牧師は語った。|フランス語|英語版|

そこで母娘が直面したのは、さらに深刻な現実だった。
「母も私も、息ができなかったのです。」

化石燃料に支えられた都市化の波は、母が移り住んだクリーブランドにも押し寄せ、その影響は今も続いている。これは、アフリカ系住民600万人以上が南部を離れた“グレート・マイグレーション”の最中のことだった。

「北部に来て初めてわかったことは、“息ができない”という現実だったのです。」

WCCは、105か国以上にまたがる350超の国内教会と、3億5000万人を超える信徒を代表する組織である。地域会長の一人であるウォーカー=スミス氏は、化石燃料不拡散条約への支持は「不正義に抗し、人々の生命と豊かな未来を守る取り組みだ」と強調する。「私たちは、化石燃料から生命を育む再生可能エネルギーへの転換を支持しています。」

Kumi Naidoo
Kumi Naidoo

南アフリカ出身の人権・環境正義活動家で、化石燃料不拡散条約のプレジデントを務めるクミ・ナイドゥ氏は、世界が再生可能エネルギーに移行すると言いながら、この30年はむしろ逆方向に進んできたと指摘する。

「家に帰って浴室の水漏れに気づいたら、まず床を拭くでしょう。でも、蛇口が開いたままで、排水口に栓がしてあると分かったら、どうしますか? 当然、蛇口を閉め、栓を抜きます。

この30年、科学が“エネルギーシステムを変えなければならない”と警告してからも、私たちがやってきたのは床を拭くことだけだったのです。」

「化石燃料―石油・石炭・ガスが気候変動の原因の86%を占めているのなら、まずは蛇口を閉める必要がある。」

The Golden Rule
The Golden Rule

ナイドゥ氏は、創価学会インタナショナル(SGI)、ラウダート・シ運動、宗教環境団体グリーンフェイス(国際団体)、英国内のユダヤ教環境団体エコジュダイズムなどが共催したサイドイベント「Faith for Fossil Free Future」で訴えた。

アマゾンの目の前で開催されるCOPでありながら、同地域では依然として化石燃料の掘削免許が発給され続けているという矛盾も指摘した。

「COPで最大の代表団は開催国でもブラジルでもありません。参加者25人に1人が化石燃料業界の関係者なのです。これは、アルコホーリクス・アノニマス(AA)(=アルコール依存症者の自助グループ)の年次大会に、アルコール業界が最大の代表団として参加しているようなものです。」

さまざまな信仰・思想のコミュニティが、化石燃料の迅速な段階的廃止、再生可能エネルギーの大幅かつ公平な拡大、そしてそのための資源確保を求めて声を上げている。鍵となるのが化石燃料不拡散条約である。

「救いを必要としているのは地球ではありません。今の道を進み続ければ、土壌は荒廃し、水も失われ、暑熱で作物さえ育たなくなる。消えてしまうのは私たち人類のほうです。地球はその後も存続し、もし私たちが絶滅すれば、森は再び生い茂り、海も回復するのです。」

提案されている条約は、新たな化石燃料の探査や開発拡大を止め、既存の石炭・石油・ガスの生産も、公正かつ公平な形で段階的に廃止するための国際的な合意を目指すものだ。パリ協定を補完し、供給側に直接踏み込む法的枠組みの構築を狙っている。

支援の輪は各国や都市、さまざまな機関、科学者、活動家へと広がり、宗教界の支持も強い。

日蓮仏法を実践する世界192か国・地域のコミュニティからなる創価学会インタナショナルの横山正博氏は、信仰とエネルギー移行の交差点について語った。

「公正な移行は、信仰を持つ若者たちが変革の原動力となり得ることを示しています。」
「化石燃料不拡散条約は、化石燃料の段階的廃止だけでなく、倫理的枠組みそのものです。」
「人々の生計と尊厳を守りつつ、環境や地域経済との調和を図りながら前進する道筋です。公正な移行は技術論ではなく、倫理・包摂・連帯の問題なのです。」

Masahiro Yokoyama was speaking at an event titled Faith for a Fossil-Free Future co-sponsored by Soka Gakkai International. Credit: Joyce Chimbi/IPS
Masahiro Yokoyama was speaking at an event titled Faith for a Fossil-Free Future co-sponsored by Soka Gakkai International. Credit: Joyce Chimbi/IPS

最大の課題は、現在の環境状況の中で、この条約をどう実施していくかだ。

「この道筋には先例があります。私たちはCOPでも国連システムの中でも交渉しませんでした。地雷禁止条約がその例です」とナイドゥ氏は語る。

地雷禁止条約は、44か国が国連の枠外で交渉し、その後に国連総会で採択された。

「“強力な化石燃料輸出国は署名しないのではないか”という疑問も当然あります。しかし、この問いにも地雷禁止条約が答えています。今日に至るまで、米国、ロシア、中国は同条約に署名していません。それでも、条約が発効した瞬間、“ビジネス・アズ・ユージュアル”の社会的正当性は失われ、状況は大きく変わったのです。」(原文へ)

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INPS Japan

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イスラム教のイマーム、クエーカー系の政策提言活動家、仏教系の平和教育者、非暴力運動の指導者が、道義的信念を戦略や若者の主体性、核被害を受けた人々の声と結びつける必要性を訴えた。

【東京INPS Japan=浅霧勝浩】

核兵器への懸念を、教育、政治への働きかけ、組織的な非暴力行動にどうつなげるか。核兵器禁止条約(TPNW)初の再検討会議に向けて市民社会が準備を進めるなか、10月29日に開かれた宗教間ウェビナーでは、宗教共同体が果たせる具体的な役割が議論された。

Caption: Hayley Ramsay-Jones, director of the SGI Office for UN Affairs’ Geneva Liaison Office Credit:SGI
Hayley Ramsay-Jones, director of the SGI Office for UN Affairs’ Geneva Liaison Office Credit: SGI

「Choose Life: Faith Communities and the Movement for a World Without Nuclear Weapons(いのちを選ぶ―宗教共同体と核兵器のない世界を求める運動)」と題した会合は、全3回の企画の第2回。宗教共同体がなぜ核兵器廃絶に関わる必要があるのかを考えた9月30日の第1回に続き、今回は実践に焦点を当てた。

核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)、創価学会インタナショナル(SGI)、アメリカ・フレンズ奉仕委員会、バハイ国際共同体、ガンジー開発トラスト、米国キリスト合同教会、「核兵器のない世界を求める声」、世界メソジスト協議会が共催した。司会はSGIのヘイリー・ラムゼイ=ジョーンズ氏が務めた。

ボスニア系米国人のイスラム教指導者で、ジャスティス・フォー・オール国連活動責任者のサフェト・チャトヴィッチ氏は、2018年に国連で参加した宗教間会合が、核兵器廃絶に関わる転機になったと語った。

そこでICANと核戦争防止国際医師会議(IPPNW)のアイラ・ヘルファンド博士が、核の冬や、「限定的」とされる核戦争でさえ大気、農業、食料供給に何をもたらすかを説明した。その話を聞き、自分の中で何かが変わったという。

Imam Saffet Catović Credit: Parliament of the World’s Religions
Imam Saffet Catović Credit: Parliament of the World’s Religions

「これは抽象的な政策論争ではありませんでした。神から託された責務への直接の脅威なのです。」

チャトヴィッチ氏は、地球とそこに生きるすべての存在の世話をし、守る責任を人間に求めるイスラムの教えと、この経験を結びつけた。生命の神聖さ、人間の尊厳、被造世界の健全性は「交渉の対象にはなりません」と強調した。核兵器は、その三つすべてへの直接的な攻撃だという。

ボスニア・ヘルツェゴビナでのジェノサイドの生存者としての経験にも触れ、核兵器と通常兵器を支える企業、政府機関、軍事計画の立案者、制度的な構造は共通していると指摘した。核兵器に反対するなら、同じ構造を持つ通常兵器による戦争の仕組みにも向き合わなければならないと訴えた。

さらに、被爆者、先住民族、太平洋の島々の人々、核実験場の風下住民、女性が受けてきた被害に言及した。核廃絶運動は、被害を受けた共同体の「ために」活動するだけでなく、当事者とともに主導していく運動でなければならないと強調。宗教指導者に発言の場が与えられた際には、自らは一歩退き、被害当事者自身が語れるようにすべきだと述べた。

具体策として提案したのは、地域からの取り組みだ。個々の教会、モスク、シナゴーグ、グルドワラ、寺院がTPNWへの支持と核の先制不使用を求める意思を公にし、新聞への寄稿などを通じて発信する。そのうえで地域の宗教間ネットワークと連携し、自治体にも同様の決議の採択を働きかけるよう呼びかけた。

Rivera Sun Credit: Pace e Bene
Rivera Sun Credit: Pace e Bene

作家で、非暴力運動団体「パーチェ・エ・ベーネ/キャンペーン・ノンバイオレンス」のプログラム・コーディネーターを務めるリベラ・サン氏は、声を十分に上げれば政治は変わるという思い込みを問い直した。

必要なのは、核兵器を支える仕組みの「戦略的な弱点」を体系的に見極め、そこに働きかけるキャンペーンを選ぶことだという。許認可、供給網、技術者、政治的な後ろ盾などが、その対象になり得る。

例として挙げたのは、米国の核戦力近代化に必要なプルトニウム・ピット(核弾頭の中核部品)の製造だった。製造を担える施設はロスアラモスなどに限られるとし、こうした箇所に働きかける戦略の重要性を指摘した。

サン氏によれば、非暴力行動は、人々の意識を高めるだけでなく、核兵器の製造、保管、配備に必要な資源の流れや確保にも影響を及ぼす。一つひとつの行動を繰り返すだけでなく、キャンペーン同士が積み重なり、運動全体の目標に近づくよう設計する必要があるという。

参加者に一生をささげるよう求めるのではなく、6~9か月と期間を区切り、具体的な目標に取り組んでもらうことも提案した。成果が出なければ、いったん立ち止まり、息をつき、態勢や戦略を立て直す。参加者には生活があり、ほかにも取り組む課題がある。

長く活動を続ける人々にも休息は必要だという。「苦労して得た経験を、燃え尽きによって失いたくはありません」と語った。

行動の道筋を示さずに危機感をあおることにも、注意を促した。懸念や不安をどこに向ければ効果があるのか分からなければ、人々はその問題を「頭の片隅にしまい込んでしまう」。危険を伝えるなら、その事態を防ぐために実際に行動できる道も示す必要があると述べた。

Allen Hester credit: FCNL
Allen Hester credit: FCNL

クエーカー系の政策提言団体「フレンズ全国立法委員会(FCNL)」で核軍縮と国防費を担当するアレン・ヘスター氏は、米首都ワシントンでの活動から見える障壁を説明した。

議会の議論は、核抑止や、大国間の競争、軍拡競争という枠組みに収まりがちだという。多くの課題を担当する議員スタッフには、核政策の専門知識を深める時間が限られる。核兵器が政治家の優先課題になるのも、威嚇などが大きく報じられる局面に偏りやすく、それが再び競争や恐怖を中心とする議論を強めると指摘した。

それでも、核兵器への不安は党派を超えて存在する。米ロ間の新戦略兵器削減条約(新START)が2026年2月5日に失効した際には、両党のスタッフが非公式に懸念を表明していたと語った。人工知能(AI)が独立して核兵器の発射や爆発を決定する事態を防ぐ措置についても、超党派で協力を広げられる余地があるとした。

安全保障の専門用語が支配する議論に、道徳と人権の視点を持ち込むことが、宗教共同体の役割になるという。

「私たちは『核抑止』という言葉を使うことで、真実を口にするのを避けています」。ヘスター氏が指したのは、核戦争に向けた準備や計画という現実だ。有権者が、人権や地域社会、核被害を受けた共同体への影響を訴えることで、議員は自らが何に賛同し、何を追認しているのかを、もう少し深く考えざるを得なくなると述べた。

若者にも、問題を具体的に理解し、その解決に実際に関わる役割が必要だと語ったのが、センツァトミカの教育コーディネーター、アンドレア・ユウジ・バレストラ氏だった。

Senzatomica exhibition. Photo: Katsuhiro Asagiri/INPS Japan
Senzatomica exhibition. Photo: Katsuhiro Asagiri/INPS Japan

センツァトミカは、イタリア創価学会から生まれた「ビー・ザ・ホープ財団」の核軍縮キャンペーン。巡回展示は100以上の都市で、これまでに約50万人の来場者を迎えてきた。

バレストラ氏は、核兵器を「暴力のピラミッド」の頂点にたとえた。その土台には、無関心、恐怖、軽蔑、ある命はほかの命より価値が低いという考え方など、ゆがんだ人間関係があるという。

「ピラミッドの頂点を取り除きたいのなら、その土台にも働きかけなければなりません」

展示の出口には、来場者が一人で通る「意志のトンネル」と呼ばれる狭い通路がある。中のマイクに向かい、自分の言葉で希望のメッセージを一言残す。その言葉が入口で次の来場者を迎える。

来場者はメッセージを受け取るだけでなく、自らも残す。「最後の言葉を発するのは、来場者自身なのです」とバレストラ氏は説明した。

展示を訪れた学生を対象に委託した効果検証では、より多くを学ぶことは、意識の高まりや、責任を共に担う感覚と強く結びついていた一方、不安との結びつきはそれより弱かったという。核兵器について学ぶことは、若者に不安を抱かせるとは限らず、責任を持って関わるきっかけにもなり得るとした。

バレストラ氏は、池田大作・創価学会第3代会長による2006年の国連改革提言にも言及した。過去にとらわれにくい次の世代が、平和と共通の繁栄に向けて新たな考え方や道筋を探れるよう、機会を開く重要性を強調した。

Andrea Yuji Balestra
Andrea Yuji Balestra Credit: Senzatomica

「希望は、いつも先に生まれるわけではありません。」

誰かとともに小さな一歩を踏み出すことが、希望を生む場合がある。行動は、遠く抽象的に感じられる問題を具体的にし、自分が関われる場所を示す。小さな成果が変化の可能性を教え、次の一歩を踏み出す力になる。そして、ともに行動するなかで生まれる友情が喜びをもたらし、その喜びが活動を続ける支えになるという。

「若者を信頼してください。話を聞くことだけを求めず、若者が主導できる場を与えてください。」

参加者からの質問は、議論を日々の実践に引き戻した。スコットランドの核潜水艦基地前で行う祈りの集会を、どう政治家への働きかけにつなげるかとの問いに、サン氏は、誰に届けたいのかを明確にし、意思決定者の目に届く形で活動を伝え、具体的な要求を示すよう助言した。

「大切なのは、私たちの行動を無視できないものにすることです。」

シリーズは11月29日、ニューヨークのリバーサイド教会で開催される「核兵器禁止フォーラム(Nuclear Ban Forum)」での対面イベントへと続く。翌30日から12月4日までは、国連本部でTPNW初の再検討会議が予定されている。

The United Nations Headquarters as seen from First Avenue in New York City. Credit: UN News/Vibhu Mishra
The United Nations Headquarters as seen from First Avenue in New York City. Credit: UN News/Vibhu Mishra

バレストラ氏が勧めた、今すぐ始められる一歩は、若者が核兵器と平和について自分の言葉で話せる場をつくることだった。答えを示すことだけに終始せず、問いかけ、若者の考えに耳を傾け、その少なくとも一つを行動に移せるよう支えることだという。

被爆80年の昨年、日本を訪れた際には、被爆者から、すべてを若者に託してほしいとの言葉を受け取った。若者の創造性や新しい道を切り開く力、情熱が、被爆者自身に新たな力を与え、その証言を未来へと歩ませてくれるのだという。

バレストラ氏は、希望についてこう語った。「私にとって希望が本当に生まれるのは、待つことからではなく、ともに行動することからなのです。」

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This article is brought to you by INPS Japan in collaboration with Soka Gakkai International, in consultative status with the UN’s Economic and Social Council (ECOSOC).

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AIが変えるモンスーン予測―インド発の成功が30か国の農業を動かす

【ニューデリーSciDev.Net=ランジット・デブラジ】

インドで人工知能(AI)を活用したモンスーン予測が成功したことにより、他地域での気象予測モデル開発が加速している。米国の科学者によれば、この成果を基盤に今後30か国が恩恵を受ける見通しである。

シカゴ大学「人間中心型気象予測イニシアチブ(Human-Centred Weather Forecasts)」共同ディレクターのペドラム・ハッサンザデ氏は次のように語る。「インドでのモンスーン予測の成功に触発され、シカゴ大学はゲイツ財団の支援を受け、東西アフリカで既存モデルの比較検証(ベンチマーク)を開始しました。焦点は雨季と熱波の予測にあります。」

ベンチマークとは、従来型モデルとAIモデルの双方が、季節的なモンスーンの開始や進行といった重要な大気現象をどの程度正確に予測できるかを検証する手法である。

ハッサンザデ氏は「インドや他地域でも、予測精度を検証できれば、さらに多くの応用が可能になる。」と語った。「ただし、比較検証には時間と資金が必要です。既存手法の力を最大限に引き出し、リアルタイムの予測生成と大規模な情報発信を実現するには、十分なリソースが欠かせません。」

Map of India
Map of India

今夏、AIを活用したニューラル大循環モデル(NeuralGCM)による予測が、モンスーン雨期の到来4週間前から運用され、3,800万人のインド農民がその恩恵を受けた。

NeuralGCMは、従来の物理法則に基づく予測と機械学習を組み合わせて地球大気をシミュレーションするハイブリッド型モデルである。

グーグルが開発した同モデルは、他のAI気象モデルや物理モデルとの比較試験でも優れた計算効率と精度を示し、複数の気象・気候指標で高い性能を証明した。このモデルは今後2年以内に世界30か国で導入される予定である。

インドでは、同モデルがモンスーンの進行が約3週間停滞することを正確に予測した。モンスーンは例年6月初旬にインド南端で始まり、徐々に北上する。AIによる予測により、農民たちは作付け時期など重要な判断をより的確に下すことができた。研究はインド政府と協力するシカゴ大学「気候・持続可能成長研究所」の研究者によって実施された。

このAIモデルは、ラップトップ上でも動作するソフトウェアで構築されており、高精度の予測を科学者や農民が直接活用できる。一方、従来型の気象モデルは膨大なコストを要し、スーパーコンピューターによる解析が不可欠である。

インド農業省のプラモド・クマール・メヘルダ上級官は、「このプログラムは、AIによる気象予測の革新を活用し、安定した降雨の開始を予測することで、農民が自信をもって営農計画を立て、リスクを管理できるようにするものです。」と語った。

シカゴ大学の経済学者で同イニシアチブ共同ディレクターのマイケル・クレーマー氏は、AI気象予測の普及は極めて高い投資効果をもたらすとし、「政府の1ドルの投資で、農民に100ドル以上の利益を生む可能性がある」と語った。クレーマー氏は、気候変動の影響を最も受けやすい小規模農家にとって、この取り組みが特に有用だと強調する。

一方、インドの農業科学者らは、このAIモデルがすべての関係者に有用なデータを提供できるよう、さらなる改良が必要だと指摘する。
ハイデラバードの乾燥地農業中央研究所の主任科学者で植物生理学者のアルン・シャンカー氏は次のように語った。
「3,800万人の農民に情報を届けるのは見事ですが、内容には降雨シグナルだけでなく、土壌水分、蒸気圧不足、熱ストレス予報、作物生育段階への感受性データを組み合わせるべきです。」さらに「播種時期を誤れば、早期降雨の誤報によって苗が枯死し、再播種の費用やシーズンの損失につながる恐れがあります」と警鐘を鳴らした。

Ranjit Debraj
Ranjit Debraj Credit: Katsuhiro Asagiri

「人間中心型気象予測イニシアチブ」の研究者たちは、他の中低所得国でも同様のプログラムを展開し、AIモデルの効果的な活用法を気象学者に指導している。

同プログラムは今年始動し、現在はバングラデシュ、チリ、エチオピア、ケニア、ナイジェリアの5か国と提携している。シカゴ大学によれば、2026年にはさらに10か国、2027年には15か国を追加し、数百万人の農民に恩恵を広げる計画である。

ハッサンザデ氏は次のように結んだ。
「現在のAI気象モデルは、科学分野におけるAIの最大の成果の一つですが、私たちは今、AI主導による“第2の気象予測革命”の幕開けに立ち会っていると感じています。」(原文へ)

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トカエフ大統領とトランプ大統領、170億ドル規模の協定で関係を深化

【アスタナThe Astana Times=ダナ・オミルガジ】

カシム=ジョマルト・トカエフ大統領は11月6日、米ワシントンDCでドナルド・トランプ米大統領と会談し、両国関係の一層の強化を確認した。会談では170億ドル(約2兆7千億円)規模の商業契約が締結され、カザフスタンが中東の平和と安定を支援するためアブラハム合意への正式参加を表明した。

歴史的意義を強調

ホワイトハウスでの会談で、トカエフ大統領はトランプ政権の歴史的意義に言及し、「トランプ大統領の指導の下、米国は経済・政治・技術の各分野で世界のリーダーとしての地位を一層強化している」と述べた。
また、「米国大統領は、より安全で安定し、繁栄する世界の実現に向けて決定的な貢献をしている」と強調したと、アコルダ(大統領府)が伝えた。

TRIPP構想と戦略的パートナーシップ

トカエフ大統領は、カスピ海横断国際輸送ルート(いわゆるミドル・コリドー)のさらなる発展につながる可能性のある「国際平和と繁栄のためのトランプ・ルート(TRIPP)」など、米国の平和イニシアチブへの支持を改めて表明した。

一方、トランプ大統領は、カザフスタンとの強化された戦略的パートナーシップ(ESP)を引き続き発展させるという米国のコミットメントを再確認した。

両首脳は、170億ドルを超えるカザフスタンと米国の商業契約の締結を歓迎した。

The Astana Times
The Astana Times

カザフスタン、アブラハム合意に参加

オーバルオフィスでの会談中、カザフスタンと米国の両大統領、そしてイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相による3者の電話会談が行われた。主な議題は、カザフスタンのアブラハム合意への参加の意向であった。

トカエフ大統領は、トランプ大統領が中東和平において「かつて不可能と思われた成果を挙げ、持続的な平和のための現実的な基盤を築いた」と評価した。

カザフスタンはアブラハム合意への参加を通じて、対立の克服、対話の促進、そして国連憲章に基づく国際法の支持に貢献することを目指していると述べた。

またトカエフ大統領は、この決定がいかなる国との二国間関係にも影響を及ぼすものではなく、カザフスタンの全方位外交(マルチ・ベクトル外交)の原則に基づくものであり、平和と安全を推進する立場の表れだと強調した。

トランプ大統領はトカエフ大統領の決断を高く評価し、「この決定は他の国々にもこの取り組みを支持する動きを促すだろう。」と述べた。

「これは、世界に架け橋を築く上で大きな前進だ。今日、より多くの国々が、私のアブラハム合意を通じて平和と繁栄を受け入れようとしている。」と、トランプ大統領は電話会談後に語った。

トカエフ大統領のワシントン訪問の公式日程は、マルコ・ルビオ国務長官、ハワード・ルトニック商務長官、そして米国南・中央アジア問題特別代表セルジオ・ゴールとの会談から始まった。この会談では、重要鉱物分野における協力に関する画期的な覚書(MOU)が締結された。(原文へ)

INPS Japan/The Astana Times

Original URL: Tokayev, Trump Deepen Ties With $17 Billion Agreements – The Astana Times

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アマゾンの心臓部で―COP30と地球の運命

【ワシントンDC=アショカ・バンダラゲ】

筆者が最近ブラジルを訪れたのは、第30回国連気候変動枠組条約締約国会議(COP30)がベレンで開催された時期と重なっていた。私は会議そのものには参加しなかったが、幸運にもアマゾンを訪れる機会を得た。

それは、自然の神秘と静寂、そして生命の循環――世界最大の熱帯雨林であり、地球最大の流域を誇るアマゾン川によって支えられる生命のうねり――を体感する、畏敬と謙虚さに満ちた体験だった。

壮大な森と川、その支流である黒い水をたたえたリオ・ネグロなどには、無数の相互依存する生物が生息している。巨大なサマウマの木――“生命の木”と呼ばれるセイバノキ――は、他の木々やツタ、植物の上にそびえ立つ。

多くの木々は鳥や動物のすみかとなり、枝や根元に巣が作られる。ナマケモノは巣を作らず、一生を森林の樹冠で過ごし、枝にぶら下がって眠る。
一方、フサオマキザルやリスザルは食べ物を求めて枝から枝へと飛び移り、鳥たちは――最小のショウビタキから、鮮やかな赤冠や緑、黒のアマゾンカワセミまで――それぞれの獲物を狙いながら枝々を飛び回る。夜が訪れると、白い羽をもつフクロウに似た美しいグレート・ポトゥが現れ、獲物をじっと待つ。

川では、銀色のトビウオが群れをなして水面を飛び、虫を捕まえる。灰色やピンクのイルカは魚を追いながら、あるいは遊びながら水面に浮かび上がる。岸辺では、白鷺が誇らしげに立ち、クロカイマンやメガネカイマンが獲物を待ち伏せる。上空では、インコを含む鳥の群れが空を歌で満たし、ハゲワシが地上の死骸を求めて舞い降りる。

アマゾンと人間

人間もまた、数万年前から他の生物と密接な共生関係を保ちながらこの地に暮らしてきた。森で狩りをし、川で魚をとり、生き延びてきたのだ。アマゾン川沿いの岩に刻まれたペトログリフ(岩刻画)は、人間と動物の姿や抽象的な模様を描き、自然への深い敬意と、人々の間の精神的な交流を伝えている。

今日でも、アマゾンに暮らす多くの先住民コミュニティは、母なる地球を守ることに献身的であり、自然中心の価値観と伝統的な生活様式を守り続けている。

また、アマゾン川沿いには「ヒベリーニョス(川の民)」と呼ばれる人々も暮らす。彼らは先住民とポルトガル人の混血が多く、川の上に浮かぶ家や高床式の家で生活している。その生業と文化は川と森に密接に結びついており、アマゾンの保護は彼らの生存に直結している。

森林喪失の現実

アマゾンは2001年から2020年の間に約5420万ヘクタール(総面積の9%以上)を失った。これはフランスに匹敵する広さである。中でもアマゾンの62%を占めるブラジル領が最も被害を受け、次いでボリビア、ペルー、コロンビアが続く。森林伐採に加え、アマゾンでは年間4,000~6,000種の動植物が失われていると推定されている。

IPS Team at COP30
IPS Team at COP30

COP30

先週ベレンで開かれたCOP30の開会式で、ブラジルのルイス・イナシオ・ルラ・ダ・シルバ大統領は、「アマゾンでの森林伐採は過去2年間で半減しており、気候変動への具体的な行動は可能だ」と述べた。そして「美辞麗句や善意の時代は終わった。ブラジルのCOP30は“真実と行動のCOP”である」と強調した。

「COPは優れた理念を披露する場や交渉者の年次集会であってはならない。現実と向き合い、気候変動に実効的に取り組む場でなければならない」とも述べた。

また、ダ・シルバ大統領は、ブラジルが植物や藻類、廃棄物などから得られる再生可能エネルギー――すなわちバイオ燃料――の生産で世界をリードしていると指摘し、「化石燃料に依存する成長モデルは持続できない」と警告した。実際、COP30では世界の熱帯雨林と生命維持に不可欠な生態系、そして人類と他の生物が共有する気候の未来が問われている。

「真実と行動」

しかし、ベレンでの楽観的な発言にもかかわらず、ブラジルや世界では依然として懸念すべき動きが続いている。

COP30に先立ち、2025年10月にブラジル政府はインド、イタリア、日本とともに、2035年までに世界の持続可能燃料使用量を4倍にすることを目指す「ベレン4×(フォーバイ)」誓約を打ち出した。この目標は現在のバイオ燃料消費量を2倍以上にするものだ。

しかし環境保護団体は、十分な環境保全措置を伴わない大規模なバイオ燃料拡大は、森林伐採の加速、土地や水資源の劣化、生態系の破壊、さらには食料安全保障への脅威をもたらすと警鐘を鳴らしている。大豆、サトウキビ、パーム油などの作物が「食料か燃料か」の土地争奪を引き起こすおそれがあるからだ。

さらにCOP30直前、ブラジル政府は国営石油会社ペトロブラスに対し、アマゾン川河口付近での石油掘削を許可した。環境相マリーナ・ダ・シルバ氏を含む政府は、この事業がエネルギー転換を支え、経済発展の目標達成に寄与すると主張している。

しかし環境団体はこれを強く批判し、「化石燃料拡大を促進し、地球温暖化を悪化させる」と非難した。世界最大の熱帯雨林という炭素吸収源の沿岸での掘削は、生物多様性やアマゾン地域の先住民共同体に深刻な脅威を及ぼすと警告している。

環境活動家によれば、アマゾンでは「先住民族の土地3,100万ヘクタールがすでに石油・ガス開発区画と重なっており、さらに980万ヘクタールが鉱山採掘の脅威にさらされている」という。

COP30開催都市の矛盾

また、COP30の開催準備の一環として建設されたベレン市内の4車線高速道路「アベニーダ・リベルダージ」も論争を呼んでいる。ブラジル政府は人口増に対応するための必要なインフラだと擁護するが、環境団体や一部住民は、100ヘクタール以上の保護林を伐採して建設を進めることが、森林破壊を加速させ、野生生物を脅かし、COPの気候目標を損なうと批判している。

地球規模の責任

「地球の肺」とも呼ばれるアマゾン熱帯雨林を守る責任は、ブラジルだけに負わせるべきではない。それは人類全体が共有すべき責任である。多くの研究は、化石燃料やバイオ燃料に頼らずとも、太陽光、風力、水力といった代替エネルギー源を活用すれば世界は十分に持続できることを示している。

世界秩序を主導してきた米国や他の先進国は、気候・環境危機、そして世界的不平等の拡大に対して主要な責任を負っている。一方、新興国――特にブラジルを含むBRICS諸国――には、いまこそ言葉を超えて具体的行動に踏み出すことが求められている。ダ・シルバ大統領自身が述べたように、COP30はその方向へと果敢に踏み出す決定的な機会である。

COP30に参加する交渉官と政策立案者たちは、化石燃料業界からの圧力に屈することなく、短期的利益ではなく地球と人類の未来を優先し、倫理的かつ原則的な行動を取らなければならない。(原文へ)

アショカ・バンダラゲ博士は、『Women, Population and Global Crisis』(Zed Books, 1997)、『Sustainability and Well-Being: The Middle Path to Environment, Society and the Economy』(Palgrave Macmillan, 2013)などの著作をはじめ、地球政治経済と環境をテーマに多数の論文を発表している。近著に「The Climate Emergency and Urgency of System Change」(2023)および「Existential Crisis, Mindfulness and the Middle Path to Social Action」(2025)がある。現在、宗教間気候倫理行動ネットワーク(Interfaith Moral Action on Climate)の運営委員を務めている。

INPS Japan/IPS UN Bureau Report

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カザフスタン共和国大統領直属カザフスタン戦略研究所(KazISS)副所長にダウレン・アベン氏が就任

【アスタナINPS Japan/ KazISS】

ダウレン・アベヌリ・アベン氏が、カザフスタン共和国大統領直属カザフスタン戦略研究所(KazISS)の副所長に任命された。新職務では、アベン氏が、グローバル動向、外交、国際安全保障に関する同研究所の分析業務の統括を担う。

アベン氏は1997年にカイナル大学を国際関係専攻で卒業し、1999年には同大学で修士課程を修了した。2003年には米国モントレーにあるミドルベリー国際大学院(Middlebury Institute of International Studies at Monterey)で国際政策研究の修士号を取得。2011年にはアル=ファラビ・カザフ国立大学で博士課程を修了している。

これまでに、中央アジア・プロジェクト研究グループのプロジェクト・マネジャー(1997~2001年)、ジェームズ・マーティン不拡散研究センター地域事務所(アルマトイ)のプログラム・コーディネーター兼事務局長(2003~2009年)、アル=ファラビ・カザフ国立大学の認証・ランキング部門長(2008~2010年)、そして KazISS 外交・国際安全保障部の上級研究員および部長代行(2011~2014年)など、多くの要職を務めてきた。

また、ヌルスルタン(現アスタナ)のナザルバエフ大学教育大学院で上級マネジャー兼研究員、ホジャ・アフメト・ヤサウィ国際カザフ=トルコ大学ユーラシア研究所で上級研究員を歴任。2023年2月からは KazISS の国際安全保障部長を務めてきた。

アベン氏の研究分野には、核不拡散、核セキュリティ、輸出管理に加え、中央アジアおよびコーカサス地域の安全保障と協力の様々な側面が含まれる。これらのテーマについて、多くの学術論文を発表している。(原文へ)

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【ローマIPS=カーロス・ズルトゥーサ】

エフムディ・レブシルが命からがら砂漠を50キロ以上歩いたのは、彼が17歳のときだった。半世紀を経た今も、このサハラウィ難民は、かつてスペイン領だった西サハラの故郷に戻れていない。

1975年11月6日、モロッコ軍が同地に侵攻してからわずか6日後、数十万人のモロッコ市民が軍の護衛のもと南へと向かった。「グリーン・マーチ」と呼ばれたこの行進は、実質的には侵略であり、サハラウィの土地に対する軍事占領の始まりだった。

国連は、長年神聖視してきた原則―「人民の自決権」―を事実上棚上げした。それは30年以上にわたり、サハラウィ問題への国連の対応を支えてきた基本的な枠組みである。

「アフリカ最後の植民地」とも呼ばれる西サハラは、英国本土ほどの広さを持ち、いまだ非植民地化を待つ唯一のアフリカの領土である。だが今年10月31日、その目標はさらに遠のいた。

モロッコの侵攻から50周年にあたり、国連安全保障理事会はモロッコ政府の「自治案」を支持する決議を採択し、モロッコの領有権主張に重みを与えた。

砂漠の難民キャンプからの声

レブシルはアルジェリア西部ティンドゥーフの難民キャンプから、ビデオ会議でIPSの取材に応じた。アルジェから南西へ約2,000キロ、夏には気温60度に達する過酷な砂漠地帯―ここが50年間、サハラウィの人々にとって「故郷に最も近い場所」となっている。

「私たちは選択を迫られた。難民としてアルジェリアに留まるか、それとも国家の仕組み―省庁や議会―を築くか」と、現在ポリサリオ戦線の幹部代表となったレブシルは振り返る。1973年に設立されたポリサリオ戦線は、国連により「サハラウィ人民の正統な代表」と認められている。

1975年にティンドゥーフに到着した彼は、キャンプでの学校設立を任され、その後キューバに留学するサハラウィ学生の監督役を務め、10年間サハラウィ議会で活動し、さらにサハラ・アラブ民主共和国(SADR)の司法・文化両省でも要職を担った。

A man walks past a mural in the Tindouf camps in Algeria, where the Polisario Front has managed life in exile while building state institutions. Credit: Karlos Zurutuza / IPS

同共和国は1976年2月、議会において宣言された。
「100年に及ぶスペインの支配の後、スペイン政府が我々を見捨てて去るとは想像もしていなかった。」と彼は語る。「もはや後戻りはない。独立国家を築くか、さもなくば我々の民は滅びるだけだ。」

ポリサリオが1976年に独立を宣言した後、国連はサハラウィの自決権を再確認した。しかし1991年に設立された「西サハラ住民投票監視団(MINURSO)」は、設立目的であった住民投票をいまだ実施していない。

侵攻を目撃した者たち

トマス・バルブロもまた、モロッコ軍の侵攻時に17歳だった。ラバトから南へ1,100キロの西サハラ首都ラユーンに駐留していたスペイン軍兵士の息子で、侵攻の3か月前にマドリードへ帰国していた。

「サハラウィの人々は、ナパーム弾や白リン弾の攻撃、迫害、追放、天然資源の体系的な略奪、そして数十万人の入植者によるアイデンティティの抹消の試みに耐えてきた。」と、ジャーナリストであり『禁じられたサハラ史』(Destino社、2002年)の著者でもある彼は語る。

バルブロは膠着状態の責任を「モロッコの強硬姿勢と、それを黙認してきた安保理主要国」にあると指摘し、「国連はモロッコ政府に屈服した」と批判する。

皮肉なことに、国連自体もモロッコの主権を正式には認めていない。占領地域は1963年以来「非自治地域リスト」に掲載されたままであり、法的には西サハラの非植民地化は「未完」のままである。

Mohamed Dadach in Laayoune, the capital of occupied Western Sahara. Released in 1999 after 24 years in prison, he is known as the “Sahrawi Nelson Mandela.” Credit: Karlos Zurutuza / IPS

「巨大な野外刑務所」

UNHCRによれば、アルジェリアの砂漠キャンプには17万〜20万人のサハラウィが暮らしている。一方で、モロッコ支配下にある地域の実情を把握するのはさらに難しい。モロッコ政府はサハラウィ民族の存在自体を公式に認めていないからだ。

ノーム・チョムスキー氏のような識者は、この地を「巨大な野外刑務所」と呼ぶ。

アントニオ・グテーレス国連事務総長は7月の報告書で、モロッコが2015年以降、国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)の訪問を拒否していると指摘した。

「OHCHRは、特に自決権を訴えるサハラウィ個人に対して、脅迫、監視、差別といった人権侵害の訴えを受け続けている」と報告書は述べている。

国際人権団体も、厳しい制限の中で弾圧の実態を記録し続けている。アムネスティ・インターナショナルの2024年報告書は、モロッコ当局が「西サハラでの反対意見や結社・平和的集会の自由を抑圧し、平和的抗議を暴力的に弾圧している。」と非難した。

ヒューマン・ライツ・ウォッチは、裁判所が「警察による拷問で得られたとされる自白のみに基づき、活動家に長期刑を言い渡している。」と指摘した。

36歳のアフメド・エタンジは、占領地で最も著名なサハラウィ人権活動家の一人だ。彼はこれまで18回逮捕され、繰り返し拷問を受けてきた。

ラユーンからの電話取材に対し、彼は「国際NGOが与えてくれる注目だけが、私を刑務所やそれ以上の悲劇から守っている。」と語る。

「50年にわたり、軍事封鎖、超法規的殺害、あらゆる形の弾圧が続いている。行方不明者は数千人、逮捕者は数万人に上る。大国の経済的利害は、いつも人権より優先されてきた」と彼は述べた。

それでもエタンジは希望を失っていない。
「占領下で生まれた私たちは、本来なら最もモロッコに同化しやすい世代と見られていた。しかし現実は違う。自決への願いは若者の間で確かに生き続けている。」

Sunset on a beach in occupied Western Sahara. In addition to a coastline rich in fishing resources, Sahrawis watch helplessly as Rabat exploits the rest of their natural wealth with the complicity of powers like the US, France, and Spain. Credit: Karlos Zurutuza / IPS

「サハラ自治地域」構想

国連が事実上支持を与えたモロッコの「自治案」は、この50年間で唯一の政治的提案だ。2007年に初めて提示され、2020年にはトランプ政権が支持を表明した。

「サハラ自治地域」がどのように機能するのかは曖昧なままで、地方行政・司法・経済面での権限に関する言及があるのみだ。

ポリサリオ戦線はこの案を拒否しているが、それによってサハラウィが自らの未来を決める機会が近づいたわけではない。

多くのサハラウィにとって、安保理がこの決定をモロッコ侵攻50周年の記念日に下したことは、偶然ではなく「計算された侮辱」と映った。

植民地支配の続く地で

バスク人の母を持ち、初期の避難民を支えた看護師の娘でもあるガラジ・ハチ・エンバレク氏(47)は、ポリサリオ戦線創設メンバーの一人の子でもある。彼女は半生をかけて、学校や大学、市議会などあらゆる場で、西サハラの声を届けてきた。

スペイン北部ウレチュ(マドリードの北約400キロ)で行われたIPSのインタビューで、彼女は失望を隠さなかった。「積極的な抵抗は極めて困難で、モロッコのロビーは今も強力です。」と彼女は嘆く。

「何でもありの時代に生きていますが、これは正義でも合法でもありません。平和の名のもとに進められているのは、不正を正当化することにすぎないのです」と述べ、「新たな連帯を築く必要がある」と強調した。

「植民地主義は終わっていません。私たちは、アフリカ最後の植民地で続く誤った統治の犠牲者にすぎないのです。」(原文へ)

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