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Japanese Parliamentarians Commemorate 160th Birth Anniversary of Ozaki Yukio

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INPS-IDN has captured in this video celebrations on the occasion of the 160th birth anniversary of Ozaki Yukio (Gakudo) (1858-1954), considered the father of Japan’s constitutional democracy. The event was organized by the Ozaki Memorial Foundation at the Parliamentary Memorial Hall on October 19, 2018. Tadamori Oshima, Speaker of the House of Representatives, is honorary Chairperson of the Foundation. Former Foreign Minister Masahiko Komura presides over the Foundation’s Board Members.

Over 120 participants including members of both houses, local assembly members as well as members of Gakudo Juku (Study Group on Ozaki Gakudo), of ‘Issatsu no kai’ (One Book Association) and of NPO Gakudo Kofu (NGO based in Ise City and tasked with administration of the Ozaki Memorial House, goodwill exchange programs with the US Cherry Blossom Queens and a wide range of educational activities) participated in the event.

Congratulatory messages received from Shinzo Abe, Prime Minister of Japan, Yukio Edano, the leader of the Constitutional Democratic Party of Japan and Kenichi Suzuki, Mayor of Ise City were read out. They and parliamentarians who spoke during the celebrations paid warm tributes to Ozaki Yukio’s long-lasting contributions to Japan’s constitutional democracy. https://ozakiyukio.jp/en.html (INPS-IDN November 2018)

|ロヒンギャ難民|危機のさなかの危機

【ダッカ(バングラデシュ)IDN=ナイムル・ハク

バングラデシュ東部のミャンマー国境の沿岸の街コックスバザールでは、ロヒンギャ難民危機に対して十分調整された取り組みがなされてきているものの、依然として注目せねばならない大きな問題が残っている。

地元当局は、住処を追われた100万人を超えるミャンマー国民がこれだけ短期間に押し寄せているため、地元住民が直面している生活環境の悪化や犯罪率上昇の問題に対処することは困難だと認めている。

SDGs Goal NO.10
SDGs Goal NO.10

コックスバザールのムド・カマル・ホサイン助役はIDNの取材に対して、「食料や商品、生活必需品の供給に関しては、調整がうまくいっています。」と指摘したうえで、「生活環境の悪化や犯罪率の上昇が大きな課題となっており、今もそれに対処する努力がなされていますが、速やかに解決策を見つけたいと考えています。」と語った。

69万3000人以上のミャンマー難民がバングラデシュ国内25カ所のキャンプに身を寄せており、世界最大規模の難民キャンプになっている。そのうち最大規模のクトゥパロンとバルカリ難民キャンプは、ミャンマー・ラカイン州での「体系的な迫害」から逃れるために住み慣れた家を追われた63万1000人以上の難民を収容している。

難民の流入によって、環境や地元コミュニティーに大きな影響が出てきている。サイクロンの激しい風や野生の象の群れの攻撃から地元コミュニティーを守っていた緑地や森林が、文字通り砂漠に変わっている。調理用の燃料として薪を取ったり、居住のために木を切り倒したりするために、森林が失われているのだ。

首都ダッカから南東に300キロ、バングラデシュで最も活気がある観光地として知られるコックスバザールは、2017年8月の難民流入開始以来、外国人支援組織の職員で文字通り溢れかえっている。風光明媚な丘陵地は突如としてこれらの人々で埋め尽くされた。

Photo of Kutupalong Refugee Camp in Bangladesh./ John Owens (VOA)
Photo of Kutupalong Refugee Camp in Bangladesh./ John Owens (VOA)

この地区のホテル業界は繁盛しており、多くのバングラデシュ国民が人道支援組織で働いている。しかし、日雇い労働者や貧しい地元民は、生活必需品が高騰し、より低賃金で働くことを厭わない難民によって仕事を奪われている、と訴えている。

安住の地となっているキャンプに引き続き難民が押し寄せているため、今では外国人の人口が地元民を上回っている。こうしたなか、ロヒンギャが低賃金で労働を提供するため、地元の貧困層が仕事を見つけることができず、危機的状況が生まれている。また、収入がなく暇をもてあました人々が、人身売買や麻薬密輸といった犯罪に手を染めていると言われている。

コックスバザールのウキヤ・ウパジラ地区のサルワール・ジャハン・チョウドリ地区長はIDNの取材に対して、「ロヒンギャが提供する低賃金労働のために、地元の多くの日雇い労働者が、やむなくより高賃金の働き口を求めて街を離れざるを得なくなっているのは、本当に残念なことです。職探しをめぐる地元住民の間の争いの噂はよく耳にします。貧しい人々は、人道支援組織の職員がいることで商品価格が高騰していることにも不満を持っているのです。」と語った。

チョウドリ地区長はさらに、「ロヒンギャ難民への対応が理由で地元経済が盛んになった一方で、地元の貧困層の窮状はますます悪化の一途をたどりつつある。この状況が長く続けば、事態はさらに悪化するでしょう。」と語った。

地元警察によると、犯罪率はこのところかなり上昇しているという。この半年で、19件の殺人の嫌疑に関連して55人のロヒンギャが逮捕された。また、強姦や人身売買、麻薬密輸といった他の深刻な犯罪も、難民キャンプ内部のギャングによって行われたと報じられている。

ホサイン助役は、難民キャンプ内外における犯罪増加に対応するために、11ヶ所の検問所が設けられ、1000人以上の警官と220人の特別部隊が配置されている、と指摘したうえで、「国軍も、法と秩序を維持するためのいかなる共同作戦も支援すべく、準備を整えています。」と語った。

他方で、薪のための森林依存を減らすべく、地元当局はガスボンベと灯油ストーブを避難民に配り始めた 。

ロヒンギャ難民対応の責任者代理であり、コックスバザールの部門間調整グループ(ISCG)のトップであるアニカ・サンドルンド氏は、森林破壊の問題に関してIDNにこう述べた。「環境への影響を軽減する件に関して、私たちは国の関係機関と協力しています。リスクを軽減し、植樹を進めるべく、森林省が主導した3年計画も進みつつあります。」

サンドルンド氏はまた、「調理のための燃料使用の問題に対処する別のメカニズムが動きつつあります。難民キャンプの場所を考えて、難民流入から1年以内にこうしたプログラムが始動しており、人道上のニーズを開発計画に結びつけることに成功しています。こうした動きの背景には、難民問題に積極的に対応しつつ同時にこの地域における気候変動の問題に立ち向かおうとする政府の意思が働いています。」と語った。

SDGs Goal No. 13
SDGs Goal No. 13

サンドルンド氏はまた、「人道上の対応は成功していますが、あまりにも資金が足りません。そろそろサイクロンの時期ですが、難民キャンプに大きな被害が出かねないのが実情です。準備対策も採られていますが、もしサイクロンがこの地域で地滑りを起こせば、事態は『準備』から『即応』という段階に入ります。そうなると追加の資源が必要となります。サイクロンのリスクは、難民が直面する将来についての不透明感を一層増すことになるでしょう。」と語った。

他方で、関係者によれば、「ロヒンギャ人道危機合同対処計画」(2018年3月~12月)のための資金は4割しか確保できておらず、今年末までの間にロヒンギャ難民と地元コミュニティーの緊急のニーズを満たすには追加で5億7900万ドルが必要であるという。

重要なプログラムのための資金の一部が今後数カ月で枯渇する懸念もあり、命に係わるサービスが危機にさらされている。この重要な資金がなければ、必要不可欠なサービスが打ち切られ、弱い立場の人々の健康と生活が脅かされる。そのうち8割が女性と子どもだ。

丘陵地にある難民キャンプは人口過密であり、地滑りや洪水が起こりやすい土地から移転させることもままならない。住居のほとんどは、起伏が激しい砂地に作られた急場しのぎのもので、地滑りや洪水に弱い。人口が多すぎ、保護や保健、水供給、衛生上の問題も起こっている。

水や保健衛生といった難題に対処する上で主導的な役割を果たしてきた国境なき医師団バングラデシュ支部は、量・質の両面で水供給は不十分であり、人口過密とトイレの不備のために衛生状態は悪く、生活状態はきわめて貧しい(難民は依然として竹やプラスチックでできた家に住んでいる)、と語った。これらすべての要素が、病気の蔓延につながる。

コックスバザールで「国境なき医師団」の医療副コーディネーターを務めるカズング・ドナルド・ソン博士はIDNの取材に対して、「このような人口過密の環境で私たちが直面している最大の課題としては、呼吸器系の感染症や水を媒介した疾病、ワクチンを使えば予防可能な疾病の予防と管理といった問題が挙げられます。」と語った。

ワクチンで予防可能な疾病を減らす努力が続けられるなか、国境なき医師団の水・衛生チームは水供給に取り組み、クトゥパロンとバルカリの難民キャンプで配水システムを作りつつある。これによって、10万人以上に清潔で飲用可能な水が提供されることになるだろう。

この「危機の中の危機」とでも言える状況に直面して、強制的に住む場所を失ったミャンマー市民の自発的な帰還はますます遅れそうだ。ミャンマー国内で暴力が続いており、依然として反ロヒンギャ感情が高まっていることから、難民の帰還計画はストップしている。帰還が遅れるならば、バングラデシュには国際的支援が必要だ。これは、同国が単独で対処できる危機ではない。(原文へ

INPS Japan

This article was produced as a part of the joint media project between The Non-profit International Press Syndicate Group and Soka Gakkai International in Consultative Status with ECOSOC.

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Visiting Kazinform in Astana, Central Asia’s largest news agency

INPS Group and its flagship agency IDN-InDepthNews Director-General and Ediror-in-Chief Ramesh Jaura, accompanied by INPS Multimedia Director Katsuhiro Asagiri, visited the headquarters of our partner Kazinform International News Agency in Astana, the capital of Kazakhstan, on October 12, 2018.

They were warmly received by Director-General Dr. Askar Umarov, Mr. Uteshev Daniyar, First Deputy Director General, Mr Tokabayev Kanat, Advisor to Kazinform DG, and Ms. Togzhan Yessenbayeva. Following an exchange of information on the two media organizations, the INPS-IDN DG stressed in an interview with Mr Kanat (with Ms Yessenbayev serving as an interpreter) the importance of professional journalism in the face of social media increasingly taking the upper hand.

Here the link to the interview as reported by Kazinform > https://www.inform.kz/en/traditional-media-facing-a-big-challenge-of-staying-relevant-these-days-ramesh-jaura_a3447274 (IDN-INPS 05 November 2018)

2021年までにカーボンニュートラルを目指すコスタリカ

【サンホセ(コスタリカ)IDN=ファビオラ・オルティス】

中米のコスタリカが国の政策として生態系サービスへの支払い(PES)を開始してから20年が経過した。民衆と地球のために森林保護に取り組む地主に補償を与える世界初の全国的な枠組みである。

今日、国際社会が温室効果ガスを削減し、今世紀末までの気温上昇を抑える努力を続ける中、人口500万人のコスタリカは、自然保護を優先して化石燃料に課税する方針をとる先例を提供している。同国は2021年までにカーボンニュートラル化(CO2排出ゼロ)を実現するという目標を打ち出している。

Carlos Manuel Rodríguez Echandi/ FONAFIFO
Carlos Manuel Rodríguez Echandi/ FONAFIFO

「私たちは当初、先進国が天然資源を保護する途上国の取り組みに対して資金を提供してくれるものだと期待していました。しかし、これまで何の支援もなされていません。」と国家森林財政基金(FONAFIFO)の事務局長で同国の環境・エネルギー大臣でもあるカルロス・マヌエル・ロドリゲス氏は語った。

9月26~29日にサンホセで開かれた第1回「持続可能性・エコロジー・進化に関するラテンアメリカ会議」に登壇したロドリゲス環境・エネルギー大臣は、「『緑の気候基金』のような国際基金は利用がきわめて難しい」と指摘したうえで、「コスタリカは全国的なCO2削減戦略を世界で初めて打ち出した5か国のうちのひとつですが、これまでのところ、私たちの取り組みに対する協力や資金提供を申し出た国は1つもありません。」と批判した。特別パネルでは、生態系サービスへの支払い(PES)に関するコスタリカの経験について議論された。

現在コスタリカには、地球の陸地面積の0.03%しかない国土に、現在確認されている生物種の約5%にあたる9万5千種が存在している。また、国土の半分以上が森林で覆われており、年間350日は再生可能エネルギーによる電力供給が可能となっている。

しかし、その過去はそれほど明るくも持続可能でもなかった。1980年代の同国では森林破壊が進み、環境危機の瀬戸際にあった。実に国土の1.7%にあたる7万ヘクタールの森林が1年間で破壊されていたのである。

コスタリカでは今日、国土の52.4%を森林が占めている。しかし1987年当時は、現在の半分以下の僅か21%だった。1992年の地球サミット(リオサミット)を受けた1996年、コスタリカは森林法を制定し、先駆的な生態系サービスへの支払い(PES)の取り組みを始めた。同法は、土地使用の変更を犯罪化したもので、土地が森林で覆われている場合、牛の飼育や単一作物の栽培のために開墾することを違法化した。

コスタリカのPESプログラムの中核には、健康な生態系は幅広いサービスを提供するという理解があり、そのサービスには炭素隔離、水のろ過、CO2の吸収、生物多様性の保持、水源の保全、医薬品や自然薬の材料となり得る遺伝資源の生息地の提供などが含まれる。土地所有者に経済的インセンティブを提供することにより、いわゆるコモンズの悲劇(誰でも利用できる無料の資源は時間の経過と共に徐々に劣化するという説)を回避しようとするものである。

SDGs Goal No. 12
SDGs Goal No. 12

かえって国際的な資金支援がないことが、森林破壊のスピードを遅らせ最終的にはその傾向を逆転させて生態系の回復を目指すコスタリカの取り組みを加速させることとなった。コスタリカ政府は、化石燃料の消費に課税したのである。森林回復の資金に充てるために国がガソリンの使用に特別税を課したのは世界で初の試みだった。

あれから20年、ガソリン税の賦課は5億ドルに及び、コスタリカ全土の4分の1にあたる125万ヘクタールの保護に充てられた。

国家森林財政基金(FONAFIFO)は、PESプログラムを通じて年間18万ヘクタールに関する支援要請を受けている。これまでのところ、予算上の制約から、年間5万ヘクタールの保護にしか資金を振り向けることができていない。

「PESプログラムは毎年強化されてきました。発想の転換はコスタリカのビジョンを示しており、パラダイムシフトです。」とロドリゲス事務局長は強調した。

PESプログラムの恩恵(保護された森林1ヘクタール当たり120USドルの補償金が支払われる)を受けている主体の3分の1は、企業や協同組合である。また、別の3分の1は、34万ヘクタールを占める先住民族の土地である。

今回の会議で専門家らは、この補償制度によってコスタリカは3年以内にカーボンニュートラル化を達成する可能性があると述べた。森林の育成は、温室効果ガスの削減に根本的な役割を果たしている。

コスタリカは2160万トンのCO2を排出しているが、そのうち19%を削減し、残りの部分に対して補償を与える計画だ。

国連食糧農業機構(FAO)気候・生物多様性・土地・水開発局次長でコスタリカ元環境相のレネ・カストロ=サラザール氏はIDNの取材に対して、PESプログラムによって他の途上国もパリ協定の履行が容易になるかもしれないと語った。

「私たちがこの制度を始めた当時は、炭素隔離を測定するのが極めて困難でした。当時は航空機を用いなくてはなりませんでした。しかし現在では、衛星や新技術を使って測定することが可能になったのです。最初は1年半かかっていたものが、最近は1週間で分析が終わります。」とカストロ=サラザール氏は語った。カストロ=サラザール氏はコスタリカでPESプログラムの実施責任者を務めており、世界初の炭素取引の責任者でもある。

「今ではメキシコなどの国々が、コスタリカの経験から得た独自のPESプログラムを開発しています。それはより洗練されていて、農民や先住民族が保有する共有地のようなカテゴリーも含むようになっています。」とカストロ=サラザール氏は語った。

カストロ=サラザール氏の考えでは、PESプログラムは、補助金的な考え方ではなく、生物多様性を保持し、違法伐採や森林破壊を防止する人々に報いるという発想のものである。

ロドリゲス環境・エネルギー大臣もカストロ=サラザール氏と同じ見解である。ロドリゲス大臣は会議の開会挨拶で「コスタリカはこの10年で大きく変貌しました。」と指摘したうえで、「しかし、依然として、人口1人あたりが環境に与える負荷は国内総生産(GDP)の5%近くもあります。消費と生産の新しいモデルを確立しない限り、これを変えることはできません。」と更なる取り組みを訴えた。(原文へ

INPS Japan

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【プノンペンAPIC=浅霧勝浩、ロサリオ・リクイシア】

プノンペン近郊のこの売春街(Svay Park)では、売春婦のほとんどが私も含めてヴェトナムからの貧しい移民とその子孫です。私は建設現場の季節労働者の父と専業主婦の母、そして兄弟姉妹6人の大家族の中で育ちました。その他、叔母が私たちと同居してましたが、実は私はその叔母に売春婦として売られました。

当時、私の家は多額の借金を抱えており、17歳になった私を売ることで借金を返済しようと勧める叔母に、両親は反対できなかったのです。私は叔母に売春宿へ連れていかれた日のことを今でもよく覚えています。売られていく先への道中、『これから自分がどんな目にあうのだろうか』という恐怖心で頭がいっぱいで体の震えがとまりませんでした。

売春宿に到着すると、そこには私よりさらに幼い14、15歳位の少女達がいるのを見て驚きました。尋ねてみると、私と同じ境遇で、借金のかたに売られてきたとのことでした。叔母は、私を売春宿に残して去るにあたって、『売春宿のオーナーのいうことに歯向かわず、おとなしく何でも言うことをよく聞くように』と諭していきました。私は到着した日に早速オーナーから接客を命じられましたが、それまで性経験がなかった私は、顧客にどのように接しればよいのかわかりませんでした。それが、私の売春婦としての新たな人生の始まりでした。

その後半年間、私はその売春宿で連日男性の相手をさせられました。しかし、ある日病に倒れ、とても接客ができる状態ではなくなってしまいました。すると売春宿のオーナーは、これでは借金が返済できないと言って私の実家に連絡をとり、叔母が私を引き取りにきました。

残りの多額の借金を返済する手段のない両親は、再び叔母の勧めで、今度は私に代わって16歳の妹が売春宿に差し出されることになりました。私は愛する妹に私と同じような地獄を経験させたくなかった。できればそのまま私が犠牲になれればと思ったけれど、自分の体がいうことをきかないし、他の多くの兄弟姉妹を食べさせていくためにはどうしようもない決断でした。

後で知ったことですが、私たちのような処女を売春宿に売ると、50ドルから100ドル程になるとのことです。叔母は多分、男性経験のない私たちを売って余計に稼いでいたのではないかと思います。その後、妹はずっと売春宿で働かされています。

一方、私は国境なき医師団(国際NGO)のピア教育者として働くことになり、他の売春婦たちの中に入って、STD/HIV/AIDSや健康に関する諸問題について彼女達に語りかけています。また、一時は売春婦としての生活から脱皮しようと、あるNGOが提供する職業訓練プログラム(裁縫)を受講しながら、プノンペン市内で民家の掃除婦としてがんばってみました。

しかし、市街まで毎日通うための交通費は大きな負担で、一方、ピア教育者活動と掃除婦としての収入では、私と家族を養うには到底足らないのが現実でした。結局、現実的な選択として、家に接客用の小部屋を設けてそこで売春(Indirect Commercial Sex)をして、家計の足しにしていくしか生きていく道はなかったのです。売春婦として家計を助けながらなんとか貯金して将来的には他の選択肢を持てるようになりたいです」

Svay Park:カンボディア市内から北へ車で20分程のところにあるヴェトナム人移民が居住する売春村で、100メートルほどの村のメインストリート沿いに「置屋」が林立し、その中から16歳から20歳までのヴェトナム人少女が道行く男性客に声をかけている。

カンボディアは今や世界的に有名なぺドファイル(子供性虐待者)のメッカと言われるほど、「性産業」によって年少者の性的搾取が盛んに行われている国であるが、ここSway Parkも例外ではない。「置屋」の向かいは全て簡素なバーとなっており、男性顧客はここでビールを飲みながら売春婦の「品定め」をできる仕組みになっており、幼い少年が「もっと若い娘がよければ案内する」と声をかけてくる。

取材班が潜入取材を実施した際には最低年齢の売春婦は9歳であった。料金は、14歳から20歳が5ドル、10歳までが30ドル、9歳未満はさらに年齢が下がるほど値段が高くなり、処女の少女には数百ドルの値段がつけられていた。

Svay park/ photo by Katsuhiro Asagriri, President of IPS Japan

村の入口の看板には「コンドームをつけましょう」という日本語の表記があるのには驚いたが、この売春村を訪れる外国人顧客の主要な一角を日本人が占めている。日本では1999年に「児童買春・児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護に関する法律」が施行され、18歳未満の児童を買春した日本人が罰則の対象となったが、現地専門家、NGOによると、多くの欧米人犯罪者と同様、逮捕されても多額の賄賂を渡して国外逃亡してしまうケースが少なくなく、現地官憲の腐敗の問題を含めて、今後の再発を防止するための効果的な対策を検討していく必要がある。

カンボジア取材班:財団法人国際協力推進協会浅霧勝浩、ロサリオ・リクイシア)

A Glimpse of the World Congress of Religions in Astana

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The Congress of the Leaders of World and Traditional Religions is a unique interfaith forum, convened every three years in Astana at the initiative of President Nursultan Nazarbayev. For 15 years, this landmark forum has played an important role in the rapprochement of cultures and civilizations, in searching for answers to the key challenges of our time. “Religious Leaders for a Safe World” was the main topic of the Sixth Congress, which was held October 10-11, 2018 in the capital of Kazakhstan.

Ramesh Jaura, Director-General and Editor-in-Chief of the International Press Syndicate Group and its flagship news agency IDN-InDepthNews, and Katsuhiro Asagiri, Multimedia Director, travelled to Astana to provide a glimpse of the Congress, admittedly a unique event of its kind.

The following are articles and videos the IDN-INPS team produced by way of throwing open a window on the Astana conference.

Leaders of World and Traditional Religions Gather in Astana for Inclusive Dialogue by Kassym-Jomart Tokayev, is Chairman of the Senate of the Parliament of Kazakhstan and Head of the Secretariat of the Congress of the Leaders of World and Traditional Religions.

Kazakh President Nursultan Nazarbayev Urges Religious Leaders to Help Resolve ‘Civilizational’ Problems

Interview with Yerzhan Ashikbayev, Deputy Foreign Minister of the Republic of Kazakhstan (Video)

Faith Communities Play A Vital Role in Ensuring Human Security by Hirotsugu Terasaki, Vice President, Director General of International Bureau, Peace and Global Issues, United Nations Liaison Offices, Soka Gakkai.

Presentation by Hirotsugu Terasaki (Video)

Creating A World Where We All Feel Secure by Samir Somaiya, President of the Institute on the study of Indology and inter-religious dialogue ‘Somaiya Vidyavihar’.

Interview with Samir Somaiya (Video)

World Religious Leaders’ Astana Congress Pledges ‘Unity in Diversity’: At a critical point in time when religious tolerance is being consigned to oblivion, an international conference has appealed “to all people of faith and goodwill” to unite, and called for “ensuring peace and harmony on our planet”. 

Interview with Hamba Lama Choyzhilzhavyn Dambazhav – The Head of the monastery “Dashichoylin”, the Vice-president of the World Federation of Buddhists (Mongolia) (Video)

Presentation by Joshua Lincoln, Secretary-General of the Baha’i International Community (Video)

‘Peace Concert’ Presents a Feast of Harmony (Video)

Kazakhstan Sets the Ball Rolling for the Landmark Interfaith Congress in Astana

Highlights of the Congress captured in a Video.

[IDN-INPS – 21 October 2018]

ウォルター・ビンガム氏との出会い

【アスタナIDN=浅霧勝浩】

第6回世界伝統宗教指導者会議特集:今回の会議(3年毎にアスタナで開催)には世界各国から約60人の多彩なジャーナリストが集った。イスラエルから参加したウォルター・ビンガム(Walter Bingham)氏は最高齢の94歳。ワイマール共和国生まれ。第二次大戦直前にKinder Transportプログラムにより両親と別れて英国に移住。戦争中はノルマンディー上陸作戦に参加。戦後はヨアヒム・リッベントロップ元外相の尋問をはじめ元ナチス高官の戦争犯罪追求に尽力。記者活動の傍ら映画(ハリーポッターでは魔法使い役)・テレビにも多数出演。イスラエル移住後は、世界最高齢のラジオ番組のホストとして活躍する一方、取材で世界を飛び回っている。アスタナでは4日間ご一緒したが、カザフスタンに来る直前の週末にはイスラエル北部のアッコで初めてスカイダイビングに挑戦。宗教間対話と異文化理解の重要性を身を以て経験したきたビンガム氏は、既に3年後の世界伝統宗教指導者会議の取材に意欲を燃やしている。前回の来日は1961年とのことなので、もし機会があれば日本にお招きして、同氏の深い見地を日本の若い世代にも伝えていただけたらと思っています。FBポスト

https://bit.ly/3oFv6iR

第6回世界伝統宗教指導者会議:「多様性の中の調和」を謳う

ホロコーストは遠い昔の話ではない

|国連ハイレベル会合|完全核軍縮への支持、続々と

【ニューヨークIDN=サントー・D・バネルジー】

国際連合は、1946年の総会決議第1号以来、核軍縮という目標を追求してきた。しかし、国連は2013年、核兵器を保有する国々が潤沢な資金と核戦力近代化の長期計画を持っているとの認識の下、9月26日を「核兵器の全面的廃絶のための国際デー」と定めた。

国連総会は、世界の安全保障環境が悪化する中、核兵器のない世界という目標達成に向けた国際的取り組みを動員するため、9月26日にニューヨークの国連本部でハイレベル総会を招集した。

Photo: 18-year-old environmental and children's rights activist Kehkashan Basu, Youth Ambassador of the World Future Council. Credit: World Future Council.
Photo: 18-year-old environmental and children’s rights activist Kehkashan Basu, Youth Ambassador of the World Future Council. Credit: World Future Council.

この日、50カ国以上の元首や高官、それにオブザーバー国家や市民社会が集い、核兵器がいかに人類を危険に晒しているかについて焦点を当てた。大国による既存の核戦力近代化から、危険な核技術がテロリストの手に落ちるリスクまで、実にさまざまな危険がある。

核兵器なき世界を追求する情熱的で粘り強い声をあげたひとりが「世界未来評議会」の青年大使ケカシャン・バス氏(18)である。

「わたしは、1隻あたり40億ドルも掛かるトライデント型潜水艦が工場で製造される一方で、途上国では貧困のために毎日8万人の子どもが亡くなっている世界で育ちました。こうした子供たちのほとんどが、トライデント型潜水艦1隻のコストの10分の1にも満たない資金で命を救うことになる食料や医薬品を手にすることができるのです。」とバス氏は語った。

バス氏は、貧困削減と環境保護に関して具体的なプログラムを提示した「持続可能な開発目標」(2015年採択)に対して総会の関心を向けた。

バス氏は「しかし、各国政府は、SDGsの達成よりも、核兵器を含む軍事費に多くの資金を費やし、前進を妨げています。」と嘆くとともに、「多くの国々にとっては、核兵器は安全保障上の安心感をもたらし、戦争予防に役割があるとみなされているのです。」と指摘した。

「しかし、私たち人類は、教養と知性を備えた文明社会を築きあげたのではなかったのでしょうか。私たちは、文明そのものを破壊する(核兵器による)脅迫に訴えなくとも、紛争を解決し、暴力を予防し、法を執行する術を知っているはずです。」とバス氏は付け加えた。

さらに、「より安全で、より公正で、より平等な世界を目指して」と題し、2017年のノーベル平和賞受賞団体「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」を代表して登壇した、リーチング・クリティカル・ウィルのレイ・アチソン氏は、「私たちにとって、核兵器廃絶は暴力の予防と平和の促進を意味します。」と宣言した。

Ray Acheson, Reaching Critical Will
Ray Acheson, Reaching Critical Will

「これ(=核廃絶)は夢に過ぎないという人もいます。私たちは不確実で変化が激しい時代に生きているから、核兵器を今廃絶するなどできないし、またそうすべきでもない、という主張です。しかし、不確実さや変化がない時代など、はたしてあるでしょうか?常に不確実で変化しているのが世の中ではないでしょうか。」とアチソン氏は指摘した。

「保健や住宅、食料安全保障、環境悪化の危機に際してお互いに助け合うのではなく、互いに殺しあう新しい方法を開発するためにより多くの資金を使う時代に私たちが生きているというのが現実です。また、73年が経過しても、依然として原爆の壊滅的な脅威の下に生きているというののも現実です。本来ならば、私たち人類はこれまでにこれらの問題を解決しておくべきでした。」

アチソン氏は、この方向に進むために、各国と活動家に対して、彼等の重要な活動を継続するよう呼びかけた。そして、核兵器が違法化され、理性のある国がとれる唯一の道は、核兵器を拒絶し、全廃し、核兵器禁止条約に署名するという、世界の新しい現実が生まれつつあることを指摘した。

グテーレス国連事務総長は、この日の議論の開会発言で、「核兵器の脅威をなくす唯一の確実な方法は、それ自体を全廃することだ。」と述べた。広島に続いて1945年8月9日に世界で2度目の核攻撃を受けた日本の都市・長崎をこの8月に訪問したことが影響を与えているのは明らかだった。残念なことに世界の安全保障環境は悪化しており、「核軍縮における進展はより困難になるととともに、より一層重要になってきています。」と発言した。

ICAN
ICAN

グテーレス事務総長は、自身が5月に発表した軍縮アジェンダに改めて言及し、合計で1万3800発にも及ぶ世界最大の核戦力を保有している米国とロシア連邦に対して、新戦略兵器削減・制限条約(START)を5年間延長し、核戦力のさらなる削減につながる交渉を開始するよう訴えた。また、中距離核戦力全廃条約をめぐる対立を打開するよう求めた。

「核兵器を持つすべての国が核使用を忌避する規範を強化することが、同様に重要です。」とグテーレス事務総長は述べ、実質ともに核不拡散義務を果たす諸国の責任を強調した。

軍縮と不拡散は同じコインの両面であること(「片方で後退があれば、他方での後退につながる」)とグテーレス事務総長は指摘し、あらゆる国が核兵器国と協力して核兵器廃絶への共通の道へと戻るべきだと述べた。

国連総会の現議長であるマリア・フェルナンダ・エスピノサ・ガルーセ(エクアドル)氏は、会合の開会にあたり、核兵器の廃絶は「おそらく、現代にあって我々の生存を揺るがす最大の課題だ」と述べた。国連は核廃絶という課題を優先しつづけるべきであり、人類の生存そのものが、核兵器の使用を禁止する国際社会の合意にかかっていると強調した。

エスピノサ議長は、2017年7月の核兵器禁止条約(核禁条約)の採択に言及し、一部の国連加盟国が依然として同条約に反対している、と述べた。しかし、核禁条約は引き続き署名開放されており、50カ国の批准によって発効することから、この9月26日の議論によって反対している国々の意見が揺らぐことを望んでいる、と語った。

ブラジルのアロイジオ・ヌネス・フェへイラ外相は、核兵器は冷戦の遺産であると述べ、警戒態勢にある核弾頭に関する懸念を表明した。それは、たんにボタン一つ押すだけで予測不能な規模で大惨事が引きおこされるからだ。専門家によれば、実に1800発もの戦略核弾頭が、陸上および海上の弾道ミサイルで警戒態勢にあり、命令を受けて5~15分で発射可能な状態にある。

フェへイラ外相は、2020年核不拡散条約(NPT)運用検討会議で目に見える成果を出すことを求め、「核兵器の全面的廃絶のための国際デー」にあたってラテンアメリカ・カリブ核兵器禁止条約の加盟国が発した宣言で、核兵器はいかなる状況下においても、誰によっても使用されてはならないと訴えたことを指摘した。

イランのモハンマド・ジャヴァード・ザリーフ外相は、米国大統領は「核保有国の中で一番」の地位を保ち続けるためにさらなる核兵器を要求しており、世界は新たな核軍拡競争に直面している、と述べた。そのことと、核保有国による核戦力近代化は国際の安全と平和を脅かしており、非核兵器国の不満を強めている。

Iranian Foreign Minister Javad Zarif/ By Bundesministerium für Europa, Integration und Äusseres CC 表示 2.0

核不拡散条約が普遍的に遵守されるようあらゆる努力がなされるべきだと主張したザリーフ外相は、イスラエルはNPTの未加盟国であり、その核政策は国際の平和と安全に対する「最大の脅威であり続けている」と強調した。「合同包括的行動計画」(JCPOA)に関しては、国際原子力機関(IAEA)の報告書がイランの完全順守を確認しつづけている、と述べた。

フィジーのジョサイア・ヴォレンゲ・バイニマラマ首相は、他の太平洋地域の指導者らの見解を代表して、第二次世界大戦以来、同地域で実施されてきた300回以上の核実験が人間や環境に与えた被害を強調した。遠方の大国は、太平洋は核爆発実験をやっても安全な場所だと考えていたのである。

これらの国々は、核実験がどんな影響を与えるか理解しており、だからこそ、ほとんど誰も住んでいないと考えられた世界の片隅を選んだ。「しかし、実際はそうではなかった。」多くの人々が家を追われ、数十年経っても、太平洋の多くの地域が人間の居住や漁業、農業をするには安全でない場所のままになっている、とバイニマラマ首相は指摘した。

マーシャル諸島のジョン・シルク外相は、原爆に関する同国の暗い歴史について触れ、核実験を停止すべきとの同国による国連への要求は聞き入れられなかったと強調した。

実際、米国は核開発をやめることはなく、1946年から58年の間にマーシャル諸島で計67回の核実験を行った。現在まで引きずっている重大な健康上の問題がこうして引き起こされた。シルク外相は、核実験が公式に禁止され、核兵器国が世界から核兵器を除去する禁止条約に加わるべきとの希望を述べた。

日本外務省の吉田朋之軍縮不拡散・科学部長もこれに同調し、国際社会の共通目標にも関わらず、世界には依然として1万5000発以上の核兵器が存在することに遺憾の意を表明した。

吉田部長は、核保有国を含めたすべての国家に対して、透明性を向上し、協力と協調を通じた核軍縮を前進させるための双方向的な議論を続けるよう求め、非核化をめぐる米朝会談を含む最近の情勢に焦点を当てた。

吉田部長は、「唯一の戦争被爆国として、日本は、核兵器国と非核兵器国との協力を基盤とした実際的、具体的措置を構築する努力を重ねてきた。他方で、核兵器の使用が人間に及ぼす影響の側面にも明確な注意を払ってきた。」と述べるとともに、被爆の実相を世界に伝えようとする被爆者と市民社会の長年にわたる努力に敬意を表した。

マダガスカルのエロワ・アルフォンス・マクシム・ドゥヴ外相は、アフリカ諸国を代表して、核禁条約はNPTを損なうものではなく、むしろNPTを基礎として、不拡散体制を完全なものにし、補完し、強化するものであると述べた。ドゥヴ外相は、全ての加盟国、とりわけ核兵器国といわゆる「核の傘」に依存する国々に対して、核禁条約に署名・批准するよう求めた。

自国の核削減に関する核兵器国のペースのあまりの遅さに対するアフリカ諸国の深い懸念を伝えたドゥヴ外相は、中東における非核兵器地帯の早期確立を訴えた。また、核兵器使用が人間に及ぼす帰結に関するアフリカ諸国の懸念を表明し、すべての国々に対して、健康や環境、死活的な経済資源に対する影響を考慮に入れるよう求めた。

国連中国政府代表部のスン・レイ公使は、中国は常に核兵器の完全禁止と廃棄を訴え続け、非核兵器国と非核兵器地帯に対して先制的に核兵器を使用したり、核使用の威嚇をしたりすることはないと公約してきた、と述べた。ジュネーブ軍縮会議が核不拡散・軍縮交渉の唯一の場であることを強調して、スン・レイ大使は、核兵器なき世界に向けた実践的かつ漸進的なアプローチを要求した。

Canciller Arreaza/ Germaniaff
Canciller Arreaza/ Germaniaff

非同盟運動諸国を代表して発言したベネズエラのホルヘ・アレアサ・モンツェラート外相は、これまでの進展を再検討するための核軍縮に関するハイレベル会議を招集する必要があると強調した。核兵器が存在しつづける限りその使用のリスクは消えない。モンツェラート外相は、「あらゆる核兵器の存在は国連憲章違反であり、人道に対する罪である。」と指摘したうえで、核兵器の使用は人間に対して壊滅的な被害をもたらすであろうと述べた。

核兵器国による核削減の進展がないことに対する非同盟諸国の深い憂慮を伝えたモンツェラート外相は、核兵器の全廃に向けた明確かつ体系的な行動と、中東における非核兵器地帯の即時の履行を求めた。

モンツェラート外相は、多国間主義は軍縮の根本原則であると述べ、既存核戦力の近代化や新型兵器の製造、米国による核ドクトリン見直しへの懸念を表明した。

非同盟運動の立場で発言したインドのヴィジェイ・ケシャブ・ゴカール外相は、軍縮の目標は合意された多国間枠組みの中での漸進的なプロセスを通じてのみ達成されると強調した。

ゴカール外相は、意義ある対話の必要性を強調し、ジュネーブ軍縮会議が、化学兵器禁止条約と同様の線での包括的な核兵器禁止条約を交渉する唯一の適切な場であるが、作業内容に合意できない同会議の状況については認識している、と述べた。また、インドは核分裂性物質生産禁止条約に関する同会議での交渉を支持しているとも発言した。

同じく非同盟運動の立場で発言したサウジアラビアのアブダラ・Y・アルムアリーミ氏は、ある地域で大量破壊兵器が廃絶された時にのみ、その地域は平和で安全になったということができると述べた。そのためには諸国間での対話と協力が必要であるが、残念ながら、イスラエルが中東非核兵器地帯の創設を妨害している、と述べた。

Sebastian Kurz/ Von Kremlin.ru, CC-BY 4.0

オーストリアのセバスチャン・クルツ首相は、核禁条約策定における同国の主導的な役割について強調し、核兵器の危険は以前よりも増していると述べた。冷戦終結以来、核兵器が人類に対してもたらす脅威への認識は弱まってきた、とクルツ首相は嘆いた。

「しかし核兵器はなくなっていない。核戦力の近代化に加え、核兵器はより『使える』兵器になってきている。」とクルツ首相は述べた。核兵器なき世界が、より好ましく、より安全な世界であることは衆目の一致するところであり、核禁条約は、ほとんどの国家が現状のあり方を拒絶しているとの強力なメッセージを送っていると述べた。

南アフリカ共和国のドク・マシャベーン国際平和・安全大臣は、軍縮や不拡散、核兵器の世界からの廃絶は、同国が1994年の初の民主選挙以来支持してきた政策である、と述べた。

南アフリカ共和国の経験は、核兵器の保有・追求のいずれも国際の平和と安全を高めない、ということであった。「共通の脅威は、強化された国際協力と、集団的な安全保障上の懸念に応える強力な機関を通じてのみ効果的に対処しうる」とマシャベーン大臣は述べ、南アフリカ共和国は間もなく核禁条約を批准することになるだろう、と付け加えた。(原文へ

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第6回世界伝統宗教指導者会議:「多様性の中の調和」を謳う

【アスタナIDN=ラメシュ・ジャウラ】

宗教的寛容が忘れ去られつつあるこの重要な時期に、「信仰と善意をもつあらゆる人々」に対して連帯を呼びかけ、「地球上の平和と調和を実現する」よう求める国際会議が開かれた。

この呼びかけは、「多様性の中の調和」を原則に建設されたカザフスタンの首都アスタナで2日間にわたって開催された「世界伝統宗教指導者会議」から生まれたものだ。会議は、世界5大陸から参加した500人規模の合唱団による「平和コンサート」で幕を閉じた。

Gala Peace Concert/ Katsuiro Asagiri| Multimedia Director of INPS
Gala Peace Concert/ Katsuiro Asagiri| Multimedia Director of INPS

青少年合唱団による歌で始まったコンサートは、セルゲイ・ラフマニノフ、ヌルスルタン・ナザルバエフ、アルチュンベク・コラズバエフなどによる演目が披露された。会議の会場となった平和と調和の宮殿「通称:ビラミッド」で文化・スポーツ省が主催したこの平和コンサートには、インド・インドネシア・ジョージア・ハンガリー・イスラエル・イタリア・韓国・中国・ブルガリア・オーストラリア・米国・南アフリカ共和国等から合唱団が参加した。

今回の会議には、政治指導者、国際組織(国連「文明の同盟」(UNAOC)、欧州安全保障協力機構(OSCE)、国際連合教育科学文化機関(UNESCO)、アラブ連盟等)の他、世界・伝統宗教を代表する82の代表団が46カ国から参加した。

カザフスタンのヌルスルタン・ナザルバエフ大統領が2003年に同国で初めてこの会議を開催してから、今回で6回目の開催となる。中央アジアに位置するカザフスタンは、人口1800万人、国内に130のエスニックグループ、18の宗派、3715の宗教団体が共存する多文化社会である。

世界伝統宗教指導者会議では、諸宗教・文明間のグローバルな対話が開始され、さまざまな国や社会における相互理解と尊重を促進するうえで、大きな役割を果たしてきた。同会議が諸宗教・文明間の対話と理解の促進に果たした重要な貢献については、2004年の国連決議A/RES/59/23でも認知されている。

UN General Assembly Hall/ Wikimedia Commons
UN General Assembly Hall/ Wikimedia Commons

国連総会第62回会期は、世界伝統宗教指導者会議の勧告に従って、2010年を「文化の和解のための国際年」とすることを決めた。

前回の会議から3年が経過したが、アスタナではその間、いくつかの重要な国際イベント(シリア和平プロセス、アスタナ万博、アスタナ経済フォーラム等:INPSJ)が開かれてきた。(これらのイベントで採択された)決定事項は、ナザルバエフ大統領が10月10日の開会の挨拶で語ったとおり、「いずれも、平和の維持、パートナーシップ、寛容、創造の精神に満ちたもので、国際的に広範な影響を及ぼした。」

世界が混乱の時代に入りつつある中、このことはとりわけ重要な意味を持つ。「政治家や宗教指導者を含めて私たちは皆、制裁措置の発動や、宗教間・宗教内の紛争、貿易戦争、環境汚染に関心をもたざるをえません。」とナザルバエフ大統領は指摘した。

nursultan nazarbayev speech/ Katsuhiro Asagiri| INPS Japan
nursultan nazarbayev speech/ Katsuhiro Asagiri| INPS Japan

10月11日の会議宣言は「対話と、前向きな人間の価値の拡散を通じて、人々や国々の平和的共存を希求する国家や公的機関と、世界・伝統宗教の指導者らが協力していくことの重要性」を強調している。

宣言は「諸国や諸社会、民衆の間の平和と相互理解の理想を促進するうえで、各国の政府や、政府機関、非政府組織、全国的・国際的組織、マスメディアがもつ特別な役割」を指摘している。

宣言はまた、国際テロ組織による深刻で体系的かつ広範な人権侵害や国際人道法の侵犯が、「異なる宗教の信者の間や、同じ信仰を持つ者の間の相互の信頼と協力を損なうテロへの支持や支援を背景に」引き続き横行しているとして、これらの行為を最も強い言葉で非難している。

宣言はさらに、政治的紛争における宗教を使った人心の操作や、自己中心的で不寛容な表現、攻撃的なナショナリズム、排除の主張のあらゆる形態を拒絶した。また、外国人テロ戦闘員が自国に回帰したり、世界各地に移動したりしている問題について、「国際テロおよび宗教的過激主義の問題と闘う世界のすべての国々にとって、新たなグローバルな課題となっている。」と指摘している。

「ロシア宗教間評議会」のドミトリー・サフォノフ事務局長は、この宣言に関して「宗教は平和構築の役割を果たさねばならない」と語った。


タジキスタン
のイスラム法学者サイドムカラーム・アブドゥコディルゾダ師は、「私たちはイスラム教をテロリズムと混同してはなりません。これは多くのメディアが犯している過ちです。イスラムは平和と寛容を説く宗教であり、過激主義を促進するものではないのです。安心と安全の確保は人権そのものであり、それこそが、イスラムの教えに他なりません。」と語った。

カザフスタンのイェルザン・アシクバエフ外務次官は、2003年以来、2006年・09年・12年・15年と3年毎に開催されてきた世界伝統宗教指導者会議を振り返り、「これは漸進的なプロセスです。最初の会議では多くの点で合意が得られませんでしたが、今では、相互理解が進んでいます。とりわけ、平和と協力について語れるようになったのは大きな成果です。以前は、皆が同じテーブルにつけると想像することすら困難でした。しかし今では、それは容易なことです。」と語った。

アシクバエフ外務次官を初めとするカザフ政府関係者は、具体的な行動を取ることの重要性を強調した。そうした最初のステップのひとつは、和解と平和構築のハブとなるような「宗教間・文明間対話発展センター」を開設することかもしれない。この構想については、ナザルバエフ大統領が会議の開会の挨拶のなかで提案している。

アシクバエフ外務次官が言及したもうひとつの重要な提案は、若者の教育に関することで、宣言にも含まれている。宣言は、教育とは宗教や寛容、そして各家族の価値観を尊重するものであるべきと謳っている。

宣言は諸政府に対して「若者たちが過激主義に走るのを防ぐためにも、青年層との協働を活性化すること」を求めている。

宣言はまた、あらゆる手段を通じて、長期的な安定を達成し、憎しみと不寛容によって引き起こされる暴力的な事件を予防するための一層の取り組みに、世界・伝統的宗教の指導者を関与させていく必要を強調している。

SDGs Goal No. 16
SDGs Goal No. 16

宣言はさらに、宗教指導者が国際機関や諸政府、公的機関との協力を強化するよう呼びかけている。こうした協力は、世界の包括的な安全保障を目指した重要な勧告や取り組みを成功させるうえでカギを握るからだ。

さらに宣言は、平和的な生活を送る不可侵の権利を確保するために、人種や宗教、信条、言語、性別にかかわりなく、あらゆる社会と人々に対して可能な限りのあらゆる支援を行い、人種、言語、宗教、国籍、民族的・社会的出自、財産、出生やその他の地位にかかわりなく、あらゆる人々の平等な権利と自由を尊重し、博愛の精神をもって互いに向き合うことの必要性を強調している。

第7回「世界伝統的宗教指導者会議」は2021年、ふたたびアスタナを会場として開催される予定だ。(原文へ)(平和コンサートを撮影した映像と関連記事はこちらへFBポスト PDF

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Filmed by Katsuiro Asagiri, Multimedia Director of INPS
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被抑圧者から社会意識の高い億万長者に上り詰めたインド女性

【バンガロールIDN=スジャ・ラマチャンドラン】

2013年、非鉄金属会社カマニ・チューブ社(KTL、本社ムンバイ)のカルパナ・サロジ会長は、それまでの貿易・産業分野での功績が認められ、パドマ・シュリ(インドで文民に贈られる第四位の勲章)を授与された。

サロジ氏は、銅や銅管を製造するカマニ・チューブ社の再建を託され成功に導いた。彼女は、それまで男性経営者らが再建に失敗していったなかで、成功を収めたのである。

サロジ氏の成功がより印象的なのは、彼女がダリット(インドでかつては「不可触民」と呼ばれカーストの最低位で差別されてきた人々)出身で、しかも女性であるという事実だ。「サロジ氏がトップに上り詰めたことは、間違いなく、彼女の不屈の精神と困難に立ち向かう根性の賜物です。」と人権擁護団体「#dalitwomenfight」のコンサルタントを務めるクリスティーナ・トーマス・ダナラジ氏はIDNの取材に対して語った。


ランジバイ・カマニ氏が1959~60年に設立したカマニ・チューブ社は、当初は業績好調だった。しかし、カマニ家内部で激しい仲違いが起ってしまい、経営が急速に悪化していった。負債が増大し、会社がしばしば操業停止を繰り返す中、「病める会社」と言われるようになった。1989年、会社の経営権は同社の従業員らによる協同組合に引き渡されたが、会社の立て直しには失敗してしまった。

Kamani Tube.com
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カマニ・チューブ社の従業員らがサロジ氏に接触し、負債まみれの企業を再建して雇用を守ってほしいと依頼したのは2001年のことだった。その時点の同社は、11億6000万ルピー(15億6600万米ドル)の負債に喘ぎ、140件の訴訟を抱えていた。多くの人たちがサロジ氏に対して、同社の買収はやめたほうがよいと助言した。彼女には銅製品の生産について何も知識がないことや、会社の債務があまりに大きい点を指摘し、買収に踏み切れば身を滅ぼしかねない、と警告した。

しかし、サロジ氏はこの難題を引き受け、数年の内に業績を回復させただけではなく、収益を生む会社に成長させたのだった。現在カマニ・チューブ社は、年商10億ルピー(1億3571万米ドル)で、年間で7000~1万トンの金属生産能力を誇る。のみならず、同社の負債も完済している。とりわけ重要なことは、サロジ氏が566世帯を破滅から救ったことだ。彼女は、数年にわたって遅配されていた給与をすべて払ったのである。

この10年間でサロジ氏がビジネス界でのし上がったことは驚くべきことだ。非鉄金属生産から砂糖生産、建設業にまで拡がった彼女のビジネスは、年商200億ルピー(2714億2000万米ドル)と推定される。サロジ氏はまた、国営で女性だけが利用できるバラティヤ・マヒラ銀行やダリット商工会議所の理事でもある。

しかし、サロジ氏のビジネス界での業績以上に称賛に値するのは、彼女がいかにして社会的障壁を乗り越えてきたかという点だ。サロジ氏はダリットの女性なのである。

SDGs Goal No. 5
SDGs Goal No. 5

ダリットは数千年にわたって迫害を受けてきた。彼らは、教育や雇用、寺院、公的な場から排除され、トイレ掃除や皮なめしといったインド社会から「不浄」と見なされた仕事に従事することを強要されてきた。

大英帝国から独立したインドは、不可触民の扱い、つまり、ダリットの社会的・物理的・政治的排除を法的に禁じた。ダリットに対する暴力を予防する立法がなされ、学校や公的部門での雇用、立法府におけるダリットの割当制が施行された。

それでもなお、あらゆる社会経済的な指標において、ダリットは社会の最底辺の地位にいる。ダリットは、インドの貧困層や非識字者、栄養不良者、失業者のかなりの部分を占めている。

なかでもサロジ氏のようなダリットの女性は、一層苦しい生活を強いられてきた。彼女たちは、ダリットであり女性であるという二重の差別を受けてきたのだ。

Dharavi settlement near Mahim Junction in Mumbai, India/ By A.Savin (Wikimedia Commons · WikiPhotoSpace) - Own work, FAL
Dharavi settlement near Mahim Junction in Mumbai, India/ By A.Savin (Wikimedia Commons · WikiPhotoSpace) – Own work, FAL

こうした差別は、インド企業の世界ではますます顕著である。ダリットはここではマイノリティであり、ダリット女性の存在は極めて稀であり、幹部クラスになるとほぼ皆無である。

「(ダリットが)何とか企業に採用されたとしても、職場はダリットが安心して、自信を持ち、認められて勤められる場所ではありません。企業はネットワーキングだったり、社会的資本だったり、『文化的に適合』しているかどうかがものをいう世界。『劣っている』と見なす人々と関係を作ったり維持したりすることにほとんどのインド人は消極的だから、ダリットは機会を逃すことになるのです。」とダナラジ氏は語った。

ダナラジ氏はさらに、「幹部の地位を得ることは、いかに勤勉かつ賢く働いていたとしても、非常に難しい。ダリットの女性にとってはますます困難です。なぜなら、彼女たちは、職場で家父長制とカーストの両方と闘わねばなりません。また、ステレオタイプに抗するだけではなく、指導してくれたり支援してくれたりする人を見つけるのも難しいのが現実です。」と語った。

インド西部マハラシュ

トラ州ロパルケダ村の貧しいダリットの家庭に生まれたサロジ氏の闘いは、人生の初期から始まっていた。彼女の生誕は歓迎されていたわけではない。伯父は彼女のことを「小さな毒袋」と呼んだ。インドでは、女児は家族にとって負担としかみなされない。

Map of India
Map of India

彼女は、貧困や、インド社会に巣食う家父長制、さらには、ダリットとして受ける社会的迫害と闘わなければならなかった。

サロジ氏の両親は、貧しいがゆえに娘を12歳の時に結婚させねばならなかった。ムンバイのスラムにある新しい住居でサロジ氏は夫の家族からひどい扱いを受けた。「あれは地獄でした。」と彼女は振り返る。父親が見かねて、彼女を村に連れ戻した。

インドの女性、とくに女児にとって、夫の元から出ていくとその後の人生は難しいものになる。サロジ氏は村で侮辱され、人生が耐えがたいものになると、自殺を図った。しかし、運命のいたずらか、彼女は生きのびた。

生きのびたことが彼女にとっての転換点となった。自殺未遂の前は、「人生はただただ暗いばかりで、私はとても感情的だったし、傷つきやすかった。」とサロジ氏は振り返る。しかしサロジ氏は、退院したとき、闘いこそが自分の人生の一部だと気づき、苦難に正面から挑んでいくことが「自分の仕事」だと思い至った。

サロジ氏の人生の次の局面もまた困難なものだったが、以前とは違って、苦難に立ち向かうことへの恐れはなかった。

サロジ氏は仕事を求めてムンバイに戻り、織物工場で働き始めた。その後、彼女は洋服屋で働くようになり、次に自ら洋服屋を、さらに家具屋の商いを始めた。さらに、砂糖工場、不動産業、映画館の経営がこれに続いた。1978年、若者の失業者を支援する団体「スシクシット・ベロズガール・ヤヴァク・サンガターナ」を立ち上げた。

サロジ氏は、自らの決意と勤勉さでトップの地位に上り詰めた。彼女の成功は自身の努力によって得られたものだが、彼女は他の人々が自分の先例に続くことができるよう尽力している。もっとも重要なことは、彼女の成功がインドの数百万のダリットや女性にとって励みとなっていることだ。(原文へ

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