「これらの金属を使用するのであれば、少なくとも公共の利益のために活用すべきです。例えば電動バスの導入などです。最終的には、私たちの消費パターンが問われます。そもそも不要な携帯電話や車を買わないことの方が、リサイクルよりはるかに容易です」と、プラスチックなどの廃棄物リサイクルを手がけるAvni Center for Sustainabilityのシルシラ・アチャリャ氏は指摘する。
使い終わったあなたのスマートフォンはどこへ行くのか
Global E-waste Monitorの世界調査によると、ネパールが2024年に排出した電子廃棄物は4万2千トンに達し、10年前の1万3千トンから大幅に増加した。2026年には6万9千トンに達すると予測されている。
「最近では、電子機器メーカーが“交換キャンペーン”を展開しており、問題なく使える製品でも新機種に交換させる仕組みができています。製品を寿命まで使い切らないことで、存在しなかったはずの問題を自ら作り出しているのです」と、Avni Center for Sustainabilityのシルシラ・アチャリャ氏は述べる。「電子機器の使用量は飛躍的に増えていますが、それに見合う廃棄物管理能力は整っていません」
取材の中で印象的だったのは、ノルウェーのトーレ・ネーアランド氏の話です。彼は10代で失明した後、「Bike for Peace」を共同設立し、世界各地を自転車で巡る活動を続けています。旅の中で出会った広島の被爆者の生き方に感銘を受け、核軍縮運動に注力するようになりました。こうした物語は、この対話がなぜ今も必要なのかを思い起こさせてくれます。
私たちの責務は、人間の物語に光を当てることです。被害者、活動家、科学者の声を届け、核兵器の影響が個人的で世代を超え、不公正であることを世界に理解してもらうことが重要です。TPNW会合やCTBTO会議の報道、若者や専門家の声の発信を通じて、より多くの人々に関心と行動を促していきます。(原文へ)Inter Press Service
At a disarmament exhibition in UN Headquarters in New York, a visitor reads text about a young boy bringing his little brother to a cremation site in Nagasaki, Japan. Credit: UNODA/Erico Platt
The first of two Terminal High Altitude Area Defense (THAAD) interceptors is launched during a successful intercept test/ By The U.S. ArmyRalph Scott/Missile Defense Agency/U.S. Department of Defense – Successful Mission, Public Domain