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Meeting and Interview with PNND’s Alyn Ware

Meeting and Interview with PNND’s Alyn Ware

Eminent disarmament campaigner Alyn Ware, Founder and Coordinator of Parliamentarians for Nuclear Non-Proliferation and Disarmament (PNND) attended the first session of the Preparatory Committee for the 2020 NPT Review Conference from May 2-12 in Vienna. INPS multimedia director and President of INPS Japan joined IDN-INPS DG and Editor-in-Chief Ramesh Jaura at a meeting with Alyn Ware and invited him to a video interview.

Disarmament Talk with Alyn Ware 

Meeting Ambassador Shafi, Mission of the State of Palestine to Austria

IDN-INPS DG and Editor-in-Chief Ramesh Jaura met Ambassador Salah Abdel Shafi from the Mission of the State of Palestine to Austria & Slovenia and the Permanent Observer Mission to UN and International Organisations in Vienna met during the first session of the Preparatory Committee for the 2020 NPT Review Conference from May 2-12 in Vienna.

Discussions centred around:

The background to the State of Palestine becoming the 191st member-state of the NPT in the 2015 NPT Review Conference in New York,

50 years since Israel occupied the West Bank, the Gaza Strip, East Jerusalem, and the Golan Heights;

100 years since the Balfour Declaration, issued by the British Empire in support of a Jewish state in historic Palestine; and

70 years since the UN Partition Plan allotting 56% of historic Palestine for a Jewish state, which triggered the Nakba (mass displacement of Palestinians from their lands).

More on two video clips:
https://www.youtube.com/watch?v=0WFUh54u0jM


https://www.youtube.com/watch?v=O6gSZsTNLvo

In Vienna with Nuclear Disarmament Expert Daryl Kimball

Daryl Kimball, the Executive Director of the Washington-based Arms Control Association (ACA), was in Vienna in the second week of the first session of the Preparatory Committee for the 2020 NPT Review Conference from May 2-12. IDN-INPS DG and Editor-in-Chief Ramesh Jaura discussed with him the status of negotiations on May 9 and invited him to a video interview which was recorded by the INPS multimedia director Katsuhiro Asagiri.

Disarmament Talk with Daryl Kimball

Encounter with India’s Minister of State Piyush Goyal

India’s Minister of State for Power, Coal, New and Renewable Energy and Mines was a keynote speaker at the Vienna Energy Forum 2017 on May 11 at Hofburg Palace in the Austrian Capital.

Vienna Energy Forum Has 10 Key Messages for UNIDO

IDN-INPS DG and Editor-in-Chief Ramesh Jaura met him briefly and invited him for a video interview, which was recorded by INPS multimedia director Katsuhiro Asagiri.

Sustainable Energy for All Talk with Minister Piyush Goyal

「石器時代」のレイプ法廃止に動いたヨルダン政府の決定がなぜ重要なのか?

【ローマIDN=フィル・ハリス】

今日でも、多数の国々で多くの女児や若い女性が、「男性は女性をレイプしてもその後犠牲者と結婚すれば罪を問われない」と規定する、「石器時代」の法律と呼ばれてきた、ある刑法の条項に恐れおののきながら暮らしている。

中東のヨルダンもこうした条項が適用されてきた国の一つであるが、政府が4月15日に同国の刑法308条を廃止する勧告を行ったことから、レイプ被害者を取り巻く状況が好転する兆しが見えてきた。

その勧告とは、「レイプ犯が被害者と結婚すれば収監されない」と規定する同条項を廃止すべきとする内容で、現在ヨルダン議会と国王アブドラ2世による最終承認待ちの状況である。

女性・女児のための公正な世界の実現に向けて活動している国際女性人権団体「イクオリティ・ナウ(Equality Now)」は、最終承認は4月末にもなされる可能性があると見ている。

Suad Abu-Dayyeh/ Equality Now
Suad Abu-Dayyeh/ Equality Now

「イクオリティ・ナウ」のスアド・アブ・ダイエ中東・北アフリカ顧問は、刑法308条の廃止に対する広範な民衆の支持へとつながった女性権利擁護団体や国会議員らの長年にわたる活動を称賛しつつ、「この条項が女性や女児に及ぼす悪影響について、一般大衆がようやく理解し始めるところまできました。…レイプされた女児は被害者であり、家族の支援や政府の助けを必要としています。」と語った。

二十歳の時に55歳の男にレイプされたヌール(仮名)さんもそうした被害者の一人だ。彼女の経験は、これまで多くの女児や若い女性に、自分をレイプした犯人が罪を逃れるのを強制的に受け入れさせてきたこの法律の背後にある現実を如実に物語っている。

ヌールさんは、ヨルダンの女性権利支援団体「SIGIヨルダン」に対して、彼女が通学を断念して仕事を探していたときに遭遇したレイプの経験について詳細に語っている。

「私は家の近所の携帯電話ショップで働くために学校を退学しました。店のオーナーは、妻と離婚し子どもを抱えた男性で、私の家庭が財政的に困難な状況にあることを知っていました。彼はそこで、職場の仕事に加えて、彼の家で子供の世話や掃除、料理をこなすことで給料を引き上げてもよいと提案してきました。」

「私は家庭の財政事情からこの申し出を受け入れ、彼の家で働き始めました。ある日、家事をしているところにオーナーが現れ、鎮痛剤を2錠渡されました。私が頭痛を訴えたからでしたが、服用した後のことを覚えていません。目が覚めると、私は全裸でレイプされていたのです。」

「家族にはこのことを打ち明けられず、どうしていいかわからず大泣きしました。家族が、私がレイプされたことを知れば、計り知れないショックを受けると気づいたからです。オーナーはそんな私に『おまえと結婚してやるから。両親にも結婚の許可を求めにいってやるから。』といって落ち着かせようとしました。彼はさらに私を納得させようと、その場で婚姻契約書を作成し、そこに2人で署名しました。」

「その日は、どうしていいかわからないまま帰宅しました。打ちのめされ怯えきっていた私は、このことを両親に黙っていることにしました。しかしその月に生理がなく、妊娠していることが分かりました。私はオーナーに妊娠を伝え、何度か堕胎も試みましたがうまくいきませんでした。結局、母が私を私立病院に連れて行ってくれてそこで子供を出産しました。」

「私は子どもの将来を思い警察に訴え出ることにしました。オーナーにレイプされたと告発したのです。すると彼は、「結婚すれば罪に問われない」という刑法第308条を利用して、私との結婚を提案してきたのです。私は心の底からこの男を憎んでいましたが、家族は「一族の名誉」を救うためとして、無理やり彼と結婚させたのです。

「私はこの男に騙されレイプされた暗い記憶とともに結婚し同居生活を始めざるをえませんでした。しかしこうした絶望の淵にあっても、自分の子供と暮らすことでそのうち事態は好転するのではないかと希望を抱いていました。しかし、現実は悪化の一途をたどりました。」

私の唯一の望みは子どもの安全を確保することでした。そこで子供を父親名で登録させようと試みましたがうまくいきませんでした。ついに彼は、私との離婚を条件に、子供の認知をちらつかせる交渉にでてきました。私をレイプした男とそれ以上同居することには耐えられなかった、私はその条件を呑みました。」

「私は彼と裁判所で離婚手続きを申請し、妻としての全ての権利を放棄しました。しかし今日になっても、未だに子供を父親の名前で登録したいという私の訴えは認められないままです。」

ヌールさんが語った経験談は、ヨルダンのみならず多くの国々で、来る日も来る日も繰り返されている多くの事例のほんの一例に過ぎない。」

SDGs Goal No. 5
SDGs Goal No. 5

例えば、レバノンの女児や女性は同国の刑法第522条の規定の下で類似した状況に直面している。レイプ犯は、この条項により、被害者と結婚すれば罪を免れることができるのである。

レバノンではこの刑法第522条の廃止を巡る国会審議が進められており、4月21日には、活動家らがこの問題に対する社会の注目を集めようと、首都ベイルートの海岸通りに、白いレースと包装紙でできた花嫁衣装31着を吊るして展示するパフォーマンスを行った。

この展示を企画したレバノン人芸術家のミレーユ・オネイン氏はAFPの取材に対して、「刑法第522条は、女性からアイデンティティを奪い去るものであり、このような法律を女性に強要しつづけることは恥ずべきことです。」と語った。

国連の推計によると、約10億人の女性と女児が生涯の間にレイプや性的な虐待の被害に遭遇している。(原文へ

翻訳=INPS Japan

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2020年核不拡散条約運用討会議に備える

【ベルリン/ニューヨークIDN=ラメシュ・ジャウラ】

核不拡散条約(NPT)の締約国は5年に1度集まり、3回の会期にわたってこの核軍縮体制の履行状況を検討する。2020年NPT運用検討会議に向けて、その準備委員会の第1回会合がウィーンで5月2日から12日に開催される。

国連事務局及び一部関連機関の本部としても機能しているこのオーストリアの首都は、非核世界を導く条約実現に向けた国連の取り組みにおいて、歴史的な役割を果たしてきた。2014年12月にはウィーンが、(2013年3月のオスロ会議、2014年2月のナヤリット会議に続く)第3回「核兵器の人道的影響に関する国際会議(非人道性会議)の舞台となり、「核兵器を絶対悪とし、禁止し廃絶する」ことを目指す「オーストリアの誓約」(「人道の誓約」としても知られる)への道を切り開いた。

UN General Assembly approves historic resolution on December 23, 2016. /ICAN
UN General Assembly approves historic resolution on December 23, 2016. /ICAN

国連総会は2016年12月23日、「核兵器を禁止しその完全廃絶につなげるような法的拘束力のある文書」を交渉するすべての加盟国に開かれた会議を今年3月と6・7月に開くことを決めた決議71/258という形で、この誓約を採択した。

2020年NPT運用検討会議第1回準備委員会は、世界全体で1万4900発の核兵器(米国科学者連盟[FAS]による)のうち合計で93%を保有する米国とロシアの間の緊張が高まる中で開かれようとしている。残りの核兵器は、英国・フランス・中国・インド・パキスタン・イスラエル・北朝鮮の7カ国が保有している。

北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)が次第に爆発力を強めながら核爆発装置の実験を継続するなか、北朝鮮以外の核武装国は、核軍縮ではなく「永久に大きな核戦力を保持し続ける意向のようだ。」と、FASは警告している。

オランダのヘンク・コル・ファンデルクワスト軍縮大使を議長とした今回の準備委員会の重要性は、核兵器を禁止しその完全廃絶を導く法的拘束力のある文書を交渉するための国連会議の第1会期から1カ月後に開催される事実によっても明らかだ。同会議の第2会期は約1カ月後の6月15日から7月7日にかけて開かれる。

今回の準備委員会が重要であるもう一つの理由は、2005年と同様に2015年にニューヨークで開かれた運用検討会議(2015年4月27日~5月22日)もまた、実質的な成果文書に関する合意に達することができなかったことだ。米国・英国・カナダの3つの締約国が、非締約国であるイスラエルが合意に反対したことを理由として、会議を頓挫させてしまった。

これら3か国は、中東非核兵器地帯創設への呼びかけを運用検討会議の最終文書で繰り返すべきだと主張したエジプトの要求が会議を失敗に終わらせたと非難した。

しかし、中東非核兵器地帯は、2010年運用検討会議でもすでに想定されていたものであった。同年の運用検討会議では、核軍縮、核不拡散、原子力の平和利用、中東問題(とりわけ中東に関する1995年決議の履行)の領域におけるフォローアップ(行動計画)について合意に達していた。

Map of the Middle East between Africa, Europe, and South Asia/ Public Domain
Map of the Middle East between Africa, Europe, and South Asia/ Public Domain

それ以前の2000年運用検討会議では、核軍縮について規定した第6条の履行に向けた体系的かつ漸進的な努力に関する実際的な措置などについて実質的内容を持った最終文書に合意していた。

NPTは1970年に発効し、1995年に無期限延長された。NPTは、グローバルな核不拡散体制の要であり、核軍縮追求の不可欠な基礎だとみなされている。

国連軍縮部(UNODA)のウェブサイトにあるように、NPTは、核兵器の拡散を防ぎ、核軍縮及び一般的かつ完全な軍縮の目標に向かって前進し、原子力の平和利用分野における協力を促進することを目的としたものだ。

NPTの下では、核兵器国は核兵器やその他の核爆発装置の保有または管理をいかなる受領国に対しても移譲せず、同兵器や装置の製造、取得、あるいは管理を行うよう非核兵器国を援助、奨励、あるいは勧誘しないことが義務づけられている。

一方、非核兵器国は、核兵器やその他の核爆発装置の移譲あるいは管理を受領しないこと、同兵器や装置の製造や取得を行わないこと、加えて、こうした点に関していかなる援助を求めたり受け取ったりしないことが義務づけられている。

非核兵器国はさらに、国際原子力機関(IAEA)による保障措置を受けることが義務付けられている。これは、核エネルギーが平和利用から核兵器やその他の核爆発装置に転用されることを阻止するために、領土内あるいはその管轄下にあるすべての平和のための原子力活動について実施する査察を含む検認制度である。

またNPTは、核エネルギーの平和的目的のための研究・生産・利用を行う権利を、すべての締約国に保証している。

NPT第6条は、核軍縮に関連した効果的措置を誠実に追求することを締約国に求めた、唯一の法的拘束力ある義務を含んでいる。

NPT第8条は、前文の目的および同条約の条項が実現されるようにするため、この条約の運用を検討するために5年毎に条約の締約国会議を招集すると規定している。

1995年、条約の無期限延長の決定に関連して、締約国は、運用検討プロセスを強化し、運用検討会議を5年に1度開催していくことに合意した。準備委員会は通常、運用検討会議に先立つ3年間の時点から3期にわたって毎年10日間の会合を開くことになっている。

2000年に締約国が決定したように、準備委員会は、最初の2期(=第1回と第2回準備委員会)においては、条約の全面履行とその普遍性を推進するための原則、目標および方途を検討することになっている。 

そして第3回準備委員会では、先の2回の会期における審議と結果を踏まえた上で、運用検討会議に対する勧告を含む合意報告書の作成に向け、全力を尽くすことを期待されている。

NPTの文脈の下では、2020年NPT運用検討会議に向けた3期にわたる準備委員会の中で、サイクルの最初にあたる第1回準備委員会に特に重要性があることには別の理由もある。

United Nations Office at Vienna/ Wikimedia Commons
United Nations Office at Vienna/ Wikimedia Commons

2010年運用検討会議の行動計画はごく部分的にしか履行されなかった。もっともひどかったのは軍縮関連の行動で、22項目の行動計画のうち実質的な前進を見たのは僅か5項目に過ぎなかった。2010年以前に合意を得た2000年運用検討会議では『13項目の実際的措置』の合意があったが、その履行状況もまた無残なものであった。」と指摘しているのは、婦人国際自由平和連盟(WILPF)の発行した『2017NPTブリーフィング・ブック』である。WILPFの軍縮関連事業は、レイ・アチソン氏が責任者を務め、「リーチング・クリティカル・ウィル」と呼ばれている。

2017NPTブリーフィング・ブックは、「NPTの外におけるより広範な状況はさらに危機的なものだ。」と警告し、現在の状況は「より多くのプレーヤーが参入し、さらなる資金が投入され、『殺戮力』が以前よりも増した新たな核軍拡競争」として特徴づけられると指摘している。

WILPFは「一方では、核軍縮に対する口先だけのコミットメント(そんなものがまだ存在すればの話だが)すら怪しくなっている。」と述べている。2009年4月にプラハでバラク・オバマ大統領が提示した「核兵器なき世界」のビジョンから遠く離れて、ドナルド・トランプ政権は核軍縮が「現実的な目標」であることに疑問を呈している。同政権が核爆発実験を再開するのではないかとの警戒感すらある。

ウラジーミル・プーチン大統領が支配するロシアとの緊張が強まり、北朝鮮が脅威を感じた場合米国への核使用も辞さないと威嚇するなかで進行する米政府の政策見直しで、あらたな核態勢が提示されるものと見られている。(原文へ

翻訳=INPS Japan

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若者1人当たり年間30ドルかけることがなぜ必要なのか

【ニューヨークIDN=J・ナストラニス】

1人当たり年間30ドルに満たない予算をかけるだけでも、若者の健康や教育に驚くほど効果を上げることが可能であると、国連人口基金(UNFPA)が委託した最新の研究が示している。

報告書は、4月21日から23日にかけてワシントンDCで世界銀行春季会合が開催されるのを前にして『ランセット』誌に掲載された。春季会合では188カ国の財務・開発担当閣僚らが若者への投資の重要性について討論する予定だ。

『ランセット』誌は、医療が社会に奉仕して社会を変革し、人々の生活に良い影響を与えるべく、科学の成果を公衆が広く利用できるようにすることを目的とした、国際的な独立系総合医学誌である。

この研究は、米国政府がUNFPAに対する分担拠出金の停止を決定してから数日のうちに発表された。これは、ドナルド・トランプ大統領が発表した国連に対する米国の分担金削減策の第一弾である。1985年の制定以降共和党の歴代大統領が利用してきたケンプ・カステン修正法案を引用した米国務省の覚書は、UNFPAが中国において、「強制 妊娠中絶、不妊手術などのプログラムを支援または協力して行っている。」と主張している。

同修正法案は、強圧的な堕胎や不本意な不妊手術を支援する組織への対外援助を禁じている。ロナルド・レーガン、ジョージ・HW・ブッシュ、ジョージ・W・ブッシュの共和党歴代大統領が、この法案を根拠にUNFPAへの資金提供を拒んできた。

10歳から19歳の若者の身体的・性的・精神的健康を向上させることで、1200万人以上の死と、3000万件以上の若者による望まない妊娠を避けることができる、と報告書は述べている

同様に、1人あたり約3.8ドルで実行可能な、児童婚を減らす政策は、投資額に対する6倍近くのリターンがあり、児童姻を約3分の1減らすことができる。

Babatunde Osotimehin/ UNFPA
Babatunde Osotimehin/ UNFPA

「若者に投資することは、すべての人にとっての長期的で戦略的な利益にかないます。」と語るのは、UNFPA事務局長のババトゥンデ・オショティメイン博士である。「世界の10億人以上の若者をエンパワーし保護するための小規模の投資でも、10倍以上、いや時にはそれ以上の見返りが可能です。我々の先駆的な研究が政策決定者によって参照され、世界を前進させる導きとして利用されなければなりません。

オーストラリアのビクトリア大学、メルボルン大学、さらにUNFPAがこの研究を主導した。著者らはとりわけ、若者に対する医療サービスの向上とヒトパピローマウィルス(HPV)ワクチンの普及に関する保健当局の介入が経済や社会に及ぼす影響を計算した。また、児童婚姻や近親者による暴力を減らす政策や、登校率や教育の質を向上させる政策の影響も計算した。

主執筆者のピーター・シーハン教授(ビクトリア大学)は、「若者の健康や福祉に対する投資の中で最も成果を上げているものは、児童婚の問題に対する対処、交通事故の抑制、教育の改善など、しばしば保健部門以外の取り組みに見出すことができます。」と指摘したうえで、「私たちの調査で提示した取り組みが、世界各国で大規模に展開でき、少年少女たちの生活を変えることができることは、疑いの余地がありません。青年の保健・福祉に対する投資がもたらす経済的・社会的効果は、あらゆる基準をもってしても高いものであり、国連の持続可能な開発目標(SDGs)を達成するために国際社会がなしうる最善の投資のひとつです。」と語った。

報告書は、調査の対象となった措置のすべて(教育関連を除く)に関して2030年までに必要となるコストは5240億ドルであり、これは1人当たり年間約6.7ドルに相当する。教育に関しては全体のコストが1兆7700億ドルと(1人当たり年間約22.6ドル)推計される。

UN Photo
UN Photo

これらを合計すると、若者1人あたりに年間で必要なコストは30ドルにも満たない。つまり、すべての政策に対する年間の投資総額は、世界全体の国民総生産合計のわずか0.2%にしかならないのである。(原文へ

翻訳=INPS Japan

This article was produced as a part of the joint media project between The Non-profit International Press Syndicate Group and Soka Gakkai International in Consultative Status with ECOSOC.

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ダリル・キンボール米軍備管理協会会長インタビュー

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Filmed by Katsuhiro Asagiri, President of INPS Japan

核兵器不拡散条約(NPT)運用検討会議第1回準備委員会を取材のためウィーンの国連報酬本部に滞在中のINPS取材チームは、ダリルキンボール米軍備管理協会会長にインタビューを行った。

Daryl Kimball, the Executive Director of the Washington-based Arms Control Association (ACA), was in Vienna in the second week of the first session of the Preparatory Committee for the 2020 NPT Review Conference from May 2-12. IDN-INPS DG and Editor-in-Chief Ramesh Jaura discussed with him the status of negotiations on May 9 and invited him to a video interview which was recorded by the INPS multimedia director Katsuhiro Asagiri.

翻訳=INPS Japan

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米国、大陸間弾道ミサイル「ミニットマンⅢ」発射実験を実施

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【トロントIDN=J・C・スレシュ】

米朝間の緊張がこれまでになく高まるなか、両国は軍事力を誇示し、陰に陽に相手を挑発している。米国は、4月26日にカリフォルニア州のバンデンバーグ空軍基地から大陸間弾道ミサイル「ミニットマンⅢ」(爆弾を搭載しない状態にあるもの)の発射実験を行うと発表した。

カリフォルニア州に本部を置く核時代平和財団のデイビッド・クリーガー会長は、試射に先立ち声明を発表し、「米国は、北朝鮮の実験は脅威を与え状況を不安定化させるものとして強く非難しながら、自国の試射は国防のためだと正当化しており、これは明らかなダブルスタンダード(二重基準)だ。」と批判した。

クリーガー会長はまた、「軍事挑発ではなく外交が必要です。ツイートであれ、核発射能力を持つ空母打撃団や核弾頭搭載可能なミサイル発射であれ、危険度を増すだけです。」と付け加えた。

David Krieger/ Rick Carter
David Krieger/ Rick Carter

しかし、これは米国が実施する初めての実験ではない。米空軍は、第90ミサイル航空団が4月10日から12日にかけてワイオミング州ワーレン空軍基地でミニットマン(SELM)の電子発射シミュレーションの実験に成功したと13日に発表した。声明は、「SELMは国民のために揺るぎなき核抑止力を提供する同航空団の能力を示した」と述べている。

「第90ミサイル航空団は、150基の大陸間弾道ミサイル(ICBM)『ミニットマンⅢ』と、関連の発射施設を維持し運用することで国の戦略防衛に寄与しています。SELM実験の成功は、安全かつ保安が確保された状態でのICBMシステムの効果を証明しました。」とクリストファー・ルアノ三等軍曹は語った。

第625戦略作戦飛行大隊のディーン・コノビッチ中佐は、「ミニットマンⅢの電子発射シュミレーション実験は、我々のICBMの能力が、安全で、保安が確保され、致命的であり、発射の準備が整っていることを、米国民や我々の同盟国、そして敵対相手に示すシグナルです。」と指摘したうえで、「この実験は、電子的に孤立しているICBMの陸上および空での指揮・統制要素に焦点を当てたものであり、配備された我が国のICBMが重大な発射命令に対応できることを示したものです。」と語った。

4月26日の発射実験を前に、ドナルド・トランプ大統領は24日、国連安保理構成国の大使らに対して、国連がこれまでは避けてきた問題に今後取り組まねばならないだろうと語った。

ホワイトハウスで大使らと開いたビジネスランチの冒頭でトランプ大統領は、「今後、皆様方は忙しくなります。」と発言したと報じられている。この場には、4月の国連安保理議長であるニッキー・ヘイリー米国連大使も同席していた。

トランプ大統領はシリア政府による自国市民への化学兵器使用の問題を挙げて、「国連は特定の問題を取り上げるのを好まないようだ。」と指摘したうえで、「私は安保理に対して、協力してこれら多くの脅威のすべてに対して行動を取るよう求めます。」と語った。

トランプ大統領はまた、緊張が高まる北朝鮮との関係についても触れ、この共産主義独裁国家は「世界にとっての真の脅威だ」と語った。そして居並ぶ大使とその配偶者に対して、「北朝鮮は世界の大問題」であり、「人々は数十年にわたってこの問題を見て見ぬふりをしてきた。」と語った。

発表は4月21日、第30宇宙航空団広報部によってなされた。空軍グローバル打撃司令部によると、「ICBM発射実験プログラムの目的は、兵器システムの効果、即応性、正確性を確認・検証するものだ」という。ICBMには核弾頭を搭載する能力がある。

第30宇宙航空団司令官のジョン・モス大佐は「我々は再び空軍グローバル打撃司令部と協力して、ミニットマンⅢの発射を成功させる準備を進めています。こうしたミニットマンⅢの発射実験はわが国の核戦力の状態を検証し、核能力を示すために不可欠なものです。わが国のためこの任務を実施すべく、第576発射実験大隊の諸君と協力してきた長い歴史を誇りに思っています。」と語った。

第576発射実験大隊は、ミサイルの追尾、遠隔測定、指揮破壊システムの運用を担当している。

米国は現在、核弾頭を搭載した約400基のICBM「ミニットマンⅢ」をコロラド州、モンタナ州、ノースダコタ州、ワイオミング州に配備している。(原文へ

*米国内の大陸間弾道ミサイル(ICBM)や戦略爆撃機などを一元管理・運用している米空軍グローバル攻撃司令部によると、同基地から発射されたミニットマン3は約6800キロ飛行し、太平洋・マーシャル諸島クエゼリン環礁付近に到達した。

翻訳=INPS Japan

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SDGs達成の手段としてのスポーツ

【ジョージタウン(ガイアナ)IDN=デズモンド・ブラウン】

コモンウェルス(英連邦)が発行した新しいガイドブックが、スポーツへの投資によって、急増する保健関連コストを抑え、教育や社会の一体性、ジェンダー平等を促進することができると述べている。

持続可能な開発目標に対するスポーツの貢献度を高める』と題されたガイドブックの勧告はカリブ海地域にとって重要なものだ。というのも、この地域では、慢性病や感染症が個人や地域社会に深刻な被害を及ぼしており、生活の質が下がり、地域の開発にとってますますマイナス要因になりつつあるからだ。

例えばガイアナは、国内総生産(GDP)の平均4.6%を毎年保健関連に使っているが、これは人口1人あたり200ドルに相当する。

Enhancing the Contribution of Sport to the Sustainable Development Goals/ Commonwealth Secretariate

国連の「持続可能な開発に向けた2030アジェンダ」の17項目の持続可能な開発目標(SDGs)などの重要な開発目標を達成するうえでスポーツが成しうる貢献を評価したこのガイドブックは、4月6日の「開発と平和のための国際スポーツデー」に合わせて発行され、スポーツをツールとして利用することで、保健や教育、社会的包摂、ジェンダー平等のグローバルな目標を達成する支援を国々に行うことを意図した政策的な処方箋を示している。

スポーツが多大な影響を及ぼしうる領域のひとつが、公衆衛生の改善である。

西半球で慢性病の猛威に最も晒されているのがカリブ海地域である。汎アメリカ保健機構(PAHO)は「カリブ海地域は心臓病による死亡率が最も高く、米州での糖尿病による死亡者数の上位5カ国を占めている。」と指摘している。カリブ共同体(CARICOM)の国々の中では、心臓病が死亡原因としては最も多い。ガンや心臓発作、糖尿病、HIVのようなその他の疾病が主要な死亡原因である。

コモンウェルスのガイドブックは、運動不足が原因で世界全体で毎年300万人以上が死亡しており、すべての保健関連コストの1~4%を占めていると述べている。行動的なライフスタイルを取ることには利点があるにも関わらず、男性の5分の1、女性の4分の1が、「週に75~150分の運動を行う」とする世界保健機構(WHO)の「運動に関するガイドライン」が定める最小限度に到達していない。

ガイドブックは、例えば、学校でのスポーツ・体育に一定の教育予算を割り当てること、スポーツや運動のための緑地を街中に確保する規制を行うこと、民間・市民社会とのパートナーシップで新たなスポーツ施設の建設資金をまかなうこと、ダンスや軽い運動のための「ミニ公園」をつくることを勧告している。

また、スポーツ施設が女性・女児にとって安全で利用しやすいものにすること、さまざまな経歴を持った人びとが体を積極的に動かすよう指導にあたるコーチやボランティアなどの訓練、スポーツを基盤とした起業や企業活動を加速する取り組み、スポーツに参加するすべての子どもたちの安全確保のための措置を採ることも勧告している。

ガイドブックは、スポーツにおける腐敗と搾取が続くようであれば、スポーツへの投資の効果は相殺されると厳しく警告し、公的資金を受け取る条件として、よいガバナンスと児童の保護に関する国際的基準を満たす義務があるとスポーツ関連団体に対して訴えている。

Athletes participating at the Launch of the 4th International Day of Sport for Development and Peace. Tahl Leivovitz (left) and Kanak Jha, USA Table Tennis demonstrate their abilities in the UN Visitors Lobby

コモンウェルスのガイドブックは、英ダラム大学のイアン・リンジー博士とトニー・チャップマン教授に加え、スポーツの専門家や団体、オーストラリア、ボツワナ、シエラレオネ、ザンビアの政府関係者によって作成されたものである。

これは、国家のスポーツ政策がSDGsの実施との連携が取れたものにするために2016年8月に行われた「コモンウェルススポーツ閣僚会議」でなされた30カ国以上による歴史的公約を受けて作成された。

コモンウェルス事務局の「開発と平和のためのスポーツ」責任者であるオリバー・ダッドフィールド氏は、「質が高く包摂的なスポーツを利用し参加できるようにすることで、人々の健康と教育を向上し、社会的障壁を打破し、究極的には公的資金を節約することができます。」と語った。

SDGs Goal No. 3
SDGs Goal No. 3

「このガイドブックは、スポーツと体育が持続可能な開発の実施に資するとする証拠がある領域について、諸政府に幅広い政策上のオプションを提示しています。私たちが打ち出した勧告は、開発ツールとしてのスポーツの可能性を発揮することをめざしたものです。」

他方で、4月11日にCARICOMの本部があるジョージタウンで開催された会議で、CARICOM事務局長であるアーウィン・ラロック大使と、国際サッカー連盟(FIFA)のジョヴァンニ・インファティーノ会長が、若者の成長と社会全体に対してスポーツが重要な役割を果たしているという認識で一致した。

若者を前向きな取り組みに向かわせる支援を行いうる社会的投資としてスポーツは重要であると強調したラロック氏は、「カリブ共同体は、開発プロセスの総合的な性格にかんがみてスポーツを重要な要素とした『人的資源開発戦略』の策定を予定しています。」と語った。(原文へ

翻訳=INPS Japan

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